女子サッカーがいつも見えるところに。
■□■□■

【更新情報】と【なでしこ周辺NEWS】

2018.5.26

フリーアナウンサーの西達彦さん。気がついたときは、テレビで放映されるなでしこリーグの実況を数多く担当されていた方だった。
実況に当たって、話してくださることが、取材をもとにした興味深いネタが多く、楽しみにしていた。
その西さんが、mycujooによる配信に際しても、実況を担当してくださることがあるのだが、今も丁寧に取材をした上で、実況に臨んでくださっているようで(テレビ放映だった頃はともかく、その後は取材費などどのようになさっているのだろう)、最近のツイートでも、取材なさったときのことをときどきつぶやいてくださる。
先日、そのつぶやきの中に、「自分はあくまで実況に向けて取材をするので、せっかくのコメントがお蔵入りするケースがすごく多い。それは勿体無いと思っていて、生かせないものかと思ってます。自分しか持っていない情報なので。」(2018/05/18
という内容があって、これはもしメディア化できれば素晴らしいと思っていた。
今日、その続きとも言えるツイートで、「なでしこリーグ専門のメディアを作る上での課題はマネタイズ。取材してコンテンツを上げる部分に関しては(素人ながら)できると思うけれど、それをどう採算ベースに乗せるかのアイデアに欠ける。スポンサーを確保する方法の妙案、一緒に考えてくれる方、求めています。」(2018/05/26)と仰った。
即RTといいねをしたのだったが、さて、当方はまさに一介の素人で、話しかける勇気も自信もない(DMを使えれば思い切ってできたかもしれないが汗)ということで、私が考えたことをここに書いてみよう。私は一時期、出版業界にいたが、中身を作る編集の仕事しかしたことがなく、営業方面及びマーケティング的な知識はまったくないので、以下に書くことはとっくに検討されていることも多いだろうし、あくまで素人の話として受け取っていただきたい。



先日、すぐ下で、女子サッカーの二次情報(いわゆる西さんが取材してくださったような内容もこれに入る)について、私が望んでいることを書き連ねた。
簡単に言えば、自分は二次情報としての女子サッカーも好きであるし、二次情報が多くなれば、現地に観戦に来られない人も女子サッカーについての情報を得ることができ、興味を持つ人の裾野を広げられる可能性がある、特にチームとリーグ以外の、外部からの情報が豊富になってほしいと書いた。ただ、それほどの需要があるか、本当のところは分からないとも書いた。
リーグ専門のメディアがもしできるとすれば、それは、私にとってはとても嬉しいことだ。



メディアにとって、西さんが仰るようなマネタイズが必要な理由は、いくつかあると思う。
まずは、どの媒体を選ぶかによるが、メディア化をするに当たってかかる費用を確保するということ。ウェブ、紙、映像、いずれにしてもメディアとして成立するためには最低限の費用がかかる(今の時点では、正直なところ、安価に場所を開くことのできるウェブ以外は現実的ではないかと思われる)。
次に、コンテンツを維持するための取材費及び制作費を確保すること。これは、人件費とともに、どの媒体においても、手弁当でないものとして成立させるのには必要になる。
さらに、メディアとして経済的に自立していることによって得られる、メディアの受け手側からの信頼がある。これも意外に大きな要素だと思う。
いわゆるスポンサーを獲得するというのは、このどれもを満たすものとして資金を調達することを意味する。



ただ、今の女子サッカーに、それを満たすほどのスポンサードをしてくれる企業もしくは団体がいるかと問われると、そこで行き詰まる。
メディアがスポンサーを獲得して運営するという形式自体が、注目度の低い分野では、成立が難しいのではないか。またはやや時代遅れであるとも感じる。



資金の調達方法及びメディアのスタートの方法として、いちばん現実的なのは、先日、チャレンジリーグに所属しているNGUラブリッジ名古屋がやっていたような、クラウドファンディングかもしれないと個人的に思っている。クラウドファンディングは、プロジェクトを成立させたい側が、成立してほしいと思う人々から個別に資金を募る方法である。
この方法での利点は、プロジェクトが自身の広告となるような大口のスポンサーを探すのではなく、直接、そのプロジェクト(今ならなでしこリーグ専門のメディア)を成立させたいと思ってくれる人たちから、小口に分散した形で資金を募ることができるという点。また、協力してくださった方々と、プロジェクトを「一緒に作る」感覚を生み出すことができるのも大きい(スポンサーがいることに対する信頼を、自身が関与するという充実感に置き換える)。
この方法による利点は、もう一つ、もしこの資金調達の段階で難があるようであれば、上で懸念として書いた、「需要があるかどうか」という点についても、リアルな感触を得ることができるだろうという点。もちろん、それで発信する意義の有る無しを決める必要はない。今は需要がなくても、未来のために需要を開拓していくことも、メディアの一つの役割だからだ。
クラウドファンディングは一種の賭けでもあるので、挑戦するにはそれなりの下準備も必要だろうが、人や金銭の流れが自由になっている今の時代では、人が何に、誰に、お金を使うかといった点の選択肢も無数にある。昔、ネットで無料で作品を発表していた作家たちに、読み手が好きなように投資する投げ銭のシステムがもっと整えばよいのにと思っていた時代があったが、今はそれはもうごく当たり前に機能している。
なでしこリーグを支えたいと思っているサポーターは、決して少なくないと思っている。
コンテンツとリターンに魅力があれば、継続的に資金は集まるのではないか。
逆に、メディアにするのであれば、その魅力を女子サッカーにまつわる情報の中から取り出してみせるくらいでないと意味がないかもしれない。
スタートして後に、その魅力を理解してくれるスポンサーを探して、内容を充実させたり規模を拡大してもよいと思う。



近頃、自社や自身の制作物を宣伝するオウンドメディアなどが流行ってきて、マスメディアで仕事をしている人以外の人間がメディアを作るノウハウが開拓されてきている。
個人の書き手も、例えば古くから有料のメールマガジンはあったし、ウェブ上でも有料のメディアは存在するが、最近は、noteのような、自身で記事の金額を設定して、読み手からダイレクトに資金を募りながら発信できるようなプラットフォームを使うケースが増えてきている。
また、これは自前でやるとなると開発が必要になるが、昔リーグが一時期だけやっていたようなアプリを作ってしまうことも不可能ではない。今は、情報を発信できるようなアプリに乗っかって記事や作品を発表しているケースも多く見かける。
ウェブ上であれば、工夫によって、要所にだけプロを使い、制作費を抑えてメディアを作ることは可能だろうと思う。



制作や資金の流れも含めて、ウェブの話をしてきたが、リーグ専門のメディアであれば、リーグやチームの許可が下りれば、あらゆる試合会場で何某かの形で、紙面による有料の配布も可能?
リーフレットくらいなら、デザイン入稿で比較的安価に大量印刷が可能だろう。
もし小型もしくは薄いムックのような形で、書店も通過可能な仕様にできれば、経路を少しは広げられるか。
ただやはり、今の時代では紙はウェブと比べるともはや高価なイメージがあるのだが、どうなのだろう。コンビニに置かれているサッカー新聞のエルゴラッソのような存在は(エルゴラは定期購読も可能だが)、どうやって成立できたのか。
長文や多くの文字が読まれづらくなっている今は、もはや紙なら、情報がたくさん詰まっていることが売りだった雑誌より、読み切れる量の情報を入れた新聞記事形式の方が長生きするようにも思う。
どのくらいのボリュームのものに、日々蓄積されていく情報のうち何を記録し、何を売りするメディアにするのかといったことは、重要な問題だろう。Lリーグの頃?出されていたリーグの機関紙を、JFAのレファレンスルームで少しだけ拝見したことがあるが、楽しそうだった。時代は違っても、女子サッカー専門のメディアとして、内容を検討する材料にできるかもしれない。



スポンサー探しへの協力をご依頼だったツイートに対して、的が外れたことも言っているかと思うが、リーグの専門メディアという夢のような企画に対して、今、考えられたことをつらつら書いてみました。
それにしてもワクワクするようなお話!

2018.5.15

なでしこリーグを継続的に多チームに渡って取材してくださっている松原渓さんの新着記事を読みました。
記事自体は、INAC神戸レオネッサのもので、私は特に神戸のサポーターでもなんでもないのですが、内容を読んでいたらわくわくしてきて、やっぱりサッカー楽しい、好きだぁと思ってしまいました。
それでふと、20年くらい前に、発病してサッカーどころではなくなる前の何年間か、雑誌「サッカーマガジン」を同居人と一緒に買って、隅から隅まで読んでいた頃のことを思い出しました。
私は東京の生まれですが、都会のど真ん中で育ちながら、人混みは嫌いで、必要最低限のときしか人の密集するところには行きたくなかった。小学校・中学校・高校も歩いて通い、職場にも実家を出るまで歩いて通っていました。車は身分証明のために免許をとったけれどペーパードライバーで終了。そんな性分なので、スタジアムに行って、人の大勢いるところで観戦するなど考えもしなかった。結局、何度か観戦に行きはしましたが(なくなる前の横浜フリューゲルスの試合とか!)、ゴール裏などは別世界であり、現地観戦が日常になることはありませんでした。
サッカーを観た最初がテレビでだったことも関係しているかもしれないですね(高校での部活なら屋上から見たことがあったけど笑)。
でも、サッカーを観るのは好きだったし、雑誌から得られるサッカーに関する情報を読むのが、試合に近い情報も俯瞰的な情報も、とても好きでした。
いわゆる、二次情報からサッカーに触れていたと言うべきなのでしょうかね。それでも、サッカー好きを否定されるいわれはないと思っていました。



その状況から発病によっていきなり引き離され(テレビが妄想を呼び起こすのでどんどん観られなくなっていったし、文字情報も新聞を筆頭に妄想を刺激する対象だったので、自分が安全だと思えるもの以外極力避けていました)、サッカーからも離れて、何年も経って。
2010年の男子の南アフリカ大会をきっかけに、徐々にサッカーのそばには戻ってきていたのですが、まだ不安な状態で。たまたま夜中に観た2011年の女子サッカーのW杯で、私はその不安を吹き飛ばすくらいの感銘を受けて、女子サッカーにのめり込むようになりました。
かつての同居人が連れて行ってくれた湯郷での、湯郷Belle対INAC神戸レオネッサの試合が、女子サッカーにおける最初の生観戦だったことは、別の場所でも何度か触れてきました。生で、現地での観戦だったから、メディアによる妄想が介入する余地はなく、私は試合を楽しみました。
そこで出会った選手が私の人生の軌道を変えてくれて、今に至ります。
W杯の優勝によって、女子サッカーの情報はそれまでよりも格段に増えたかと思います。それでもリーグの試合の多くは放送されなかったので、現地に観に行くしかなかった。幸い、病気によってよりいっそう人混みが苦手になった私でも、何とか現地に座っていられるくらいの混み具合でした(一度、代表の試合で人が多くて挫折しそうになった。かつての同行者によると、リーグの試合でも一度、挫折したらしいです←つらかったせいか覚えてない)。今となっては、女子サッカーにとっては全然いいことではありませんが、それほどの圧迫感を感じることなく、現地観戦ができる状態です。でもこれも、私の本来的に言えば、映像観戦ができるのであればそれで十分なのかなと、最近mycujooの提供してくれる試合映像を観ながら思います。映像が残る場合は、何よりリアルタイムというプレッシャーがない。
昔、自分がやっていたような、二次情報としてのサッカーに触れることができるのであれば、むしろその方が自分の好きなサッカーの姿といえるのかもしれないと感じています。
女子サッカーでだいぶ試合を現地で体感した今は、応援の一体感ももちろん素晴らしいと分かっているし、好きな選手のプレー自体はやはり生で観たいと思います。
でも、松原さんの記事で高揚する自分は、言葉で語られるサッカーのことも、現地でのプレーと同じくらい、きっと好きなんだと思います。
そして、今の女子サッカーの状況が、そうした二次情報だけを頼りに、熱心に応援できるほどには至っていないということにも気づきました。
私はきっと、そのあたりの状況を何とか広げたくて、二次情報を頼りに応援する層を開拓したくて(自分もそこに入るために)、メディア等の情報を集めたりしているのかもしれないなと思いました(すみません、大体において直感的にしか物事を進められない体調なので)。



今の女子サッカーは、ほとんど現地が全てです。
来られない人は女子サッカーを好きでいることも、応援を続けることも、難しいとさえ言えると思います。
その状況は、今季のmycujooとの提携による映像提供で、ここ数年よりは改善されるものと思いますが、もっともっと、女子サッカーをいろいろな角度から見られるような手がかりがほしい。
その角度が増えるほど、おそらくそれに見合った層も獲得できると思うのです。
ちょっと、視点を変えた話ですが、先日、一部の試合等のファンサでよくお会いする方とお話をしたら、ファンサ専門の方というのも存在するのだそうですね。試合にはほとんど関心がなく、選手とのふれあいだけを求めている。極端な話、試合が終わってからいらっしゃる方もいるそうです。ちょっと驚きましたが、それでも、そういう方たちが選手の様子を少しでも女子サッカーのよい側面の情報として流せば、それが広がっていくことも考えられるわけで、必ずしも否定されるべき存在ではないのだろうと思います。
それと同じように、二次情報から女子サッカーを好きでいる人間がいてもいいのだろうし、そこで得られるファン層は、また別の付加価値を女子サッカーにもたらす可能性があります。何より、生活の上で、現地観戦ができない人たちに女子サッカーを応援してもらうこと、楽しんでもらうことができる。
現在は、それらの情報は、ほぼ各チームの地元メディアが担っていて、それに加えて冒頭の松原渓さんのようなライターさんが数名、尽力してくださっている状態かと思います。地元メディアの情報は、地元チームを応援する方々にとっては、非常に有意義なものになっているでしょう。でもそれ以外の地域には伝わらない情報も多そうです。
それら二次情報に関して、今以上のものに対しては需要がないのではないかという意見も伺ったことがあります。
確かに、女子サッカーでは、現地で観戦をしてチームに直接お金を落とし、選手との交流によって彼女たちを応援する、それが厳しい環境下で好きなサッカーを続けている選手たちにとっていちばんの励みになるのであり、正しい応援の仕方なのだと考える人もいるでしょう。
でも、私は、女子サッカーにもぜひ、サッカーというスポーツやプレーの在り方、そして実際にそのプレーを営んだ選手たちのことがより深く理解できる情報が増えてほしい。今、各チームや選手がツイッターやFacebook、Instagramなどを使って、自らチームや選手の魅力を広めるような発信を試みていますね。リーグもその後を追っています。その傾向は非常に好ましい。
その一方で、外部からも、女子サッカーというスポーツを面白いと思わせてくれる俯瞰的な情報や、試合の状況を客観的にもっと分からせてくれる、いわゆる実況解説に近いような、愛のある客観的な情報が出てきてほしい。そうした情報は既存の形でなくてもよくて。これだけ伝達方法が発達している今なら、何某かの形がとれるのではないかなと思うのですが。
女子サッカーにおける事実の積み重ねがある程度、成熟してきた今だからこそ、展開できることがあるのでは。私も自分なりに作業を続けながら、引き続き考えていきます。
今年は、リーグ設立30週年だそうですので、この機会に、リーグからも、そうした二次情報及び、それに繋がるような素材がたくさん提供されることを楽しみにしています。

【記事】なでしこリーグで首位を走るINAC。4年目の攻撃サッカーが実を結び始めた理由とは?(Yahoo!個人・松原渓)2018/05/14

https://news.yahoo.co.jp/byline/matsubarakei/20180514-00085201/

2018.4.28

お久しぶりです。リーグ開幕から約1ヶ月が過ぎました。
開幕前日に、mycujooの件を書きましたが、思ったよりも実際の試合が、映像のみにしろ、観戦できることが分かりました。
試合がほとんど観られない状態であれば、このサイトを主にして様子を見ながら更新していこうと思っていたのですが、思いがけず、応援している選手とそのチームの情報が試合映像という形でも入ってくることになったので、これと並行して運営している「中野真奈美さんのこと。」の中で、「試合情報2018」というページを作りました。
中野選手の所属が長野なので、長野の試合を軸として、対戦相手となるチームの試合日周辺の情報と長野のチームの情報、その時期に出たリーグの情報を合わせて記述しています。
この方法は、主に2013年に「中野真奈美さんのこと。」内でやっていたのとほぼ同じもので、その頃は、リーグの全試合についての情報を拾っていましたが、今年は長野1チームに関わる試合に絞って、その代わり、対戦するチームについての情報をできるだけ充実させるように意識して作業をしています。また、対戦チームの各種情報に対応するような長野の情報を出していくことで、長野のチーム状況も、客観的かつより広い視点で把握できればと考えています。加えて今年はリーグ設立30週年にもたまたま当たっていたので、それに関する情報も拾っていく所存。
今シーズンは(体調が許すかぎり)この作業を中心に、活動していきます。
ここまで各チーム・各試合に近寄っていると、こちらの「女子サッカーがいつも見えるところに。」での視点まで下がるのが難しく、今回、その視点が得られたのは、長野がカップ戦の第4節がお休みだったからという単純な理由です。
でも、もう明日が試合!
ということで、ぎりぎりの今日、これを更新しておきます。



前回からこれまでに、なでしこジャパンのアジアカップ優勝(連覇)もありましたね。
最後の方の試合はテレビで観戦していました。
ずっと、今の代表がどんなチームなのかイメージがわかないが、それは何でなんだろうと思ってきましたが、ここで確固たる成果が出て、ようやく「チーム」が誕生したかなという印象です。たくさんの記事が出ましたが、ちょうどその意味合いを提示してくださったものを、1つだけ拾わせていただきます。

【記事】なでしこジャパンが「チーム」になった。ベテランたちが初めて笑った(スポルティーバ・全4ページ)2018/04/22

https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jfootball/2018/04/22/___split_31/




で、今日の本題は、女性特有の身体のお話、生理の話です。
いつかはどこかで採り上げたいと思ってきましたが、今回採り上げようと思ったきっかけは、昨シーズンで引退を決めたスフィーダ世田谷FCの中心選手、永田真耶選手が、現役時代にチームで書きつづけていたのとは別に立ち上げた「女性アスリートの可能性」というブログでした。最初に更新された記事がいちばん意図が伝わりやすいかと思いますので、それを拾わせていただきます。

【記事】女性アスリートの可能性(女性アスリートの可能性)2018/03/17

https://ameblo.jp/nagata11maya/entry-12361093264.html

永田さんは、このブログで、アスリートにおける生理についての問題をほどいていこうという試みを始められたのです。
この中で「女性アスリートのベストコンディションは1ヶ月のうち1週間前後だと言われているのをご存知ですか?」と書かれています。自分の精神状態に照らし合わせると、生理に翻弄されてきた私は確かにそうなんですけれど、女性アスリートのベストコンディションもそんなに短いのか!!! と驚愕しました。だって、女子サッカーに限って言えば、ひと月の間にあんなに試合してるのに。。
生理については、人生の時間のうち多くをともに過ごす女性が圧倒的なのにもかかわらず、それに関する内容を口外することが禁忌のようになっていると感じていました。実際、人間のうちの約半数である男性には起こらない現象ですし、症状として精神的な部分でもマイナスの影響が出ることが多いので、いわゆる心の病気と同様に、精神論で乗り越えろといった風潮があります。
でも、それって本当に正しい対処の仕方かな? 私は中学時代から子宮に関する病気にかかっていて(それがどこの部位の何の病気か判明したのは大学時代)、生理のときは長いこと気合いだけでコントロールして生きていましたが、その後、精神病にもかかったことで、口外しにくい症状を精神論で片付けるのは不毛だと悟りました。実際、子宮の病気が偶然治り、その後やってきたPMS(月経前症候群)による強いうつ症状にも、薬である程度、対処できることを実感していたときだったので、この永田さんのブログの試みは本当に素晴らしい~! と思いました。
昨年末に、元女子サッカー選手の(って言わなくても通じますが!)澤穂希さんが、月経周期をコントロールする低用量ピルを使用していたことを公表なさったことも、話題になりましたね。

【記事】「低用量ピル服用と検温は欠かさず実践」~澤穂希さん(日経ウーマンオンライン・全4ページ)2017/12/27

http://wol.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/101700153/121200002/

澤さんがアメリカにいた頃ですでに、アメリカの女子サッカー界ではごく当然のこととして、ドーピング検査にはかからない低用量ピルを使用している選手がおり、そういう話題も普通に出ていたそうで、そういう点ではアメリカの方がはるかに進んでいたんですね。
記事内で「月経周期や生理痛は努力や根性では克服できないんです。」って仰ってますが、本当に笑。
それから先日、すごい記事も出ました。

【記事】「生理が来なくなって一人前」の幻想 ――10代スポーツ女子をむしばむ月経周期異常(Yahoo!ニュース)2018/04/26

https://news.yahoo.co.jp/feature/948

タイトルからもそのおかしさが伝わってきますが、陸上の世界では、体重を減らして、生理が来ないことが当たり前になっているというのです。
生理がないことで、10代にして骨粗しょう症に陥ったり、疲労骨折のリスクも多くなり、怪我が治りにくくなるケースもあるようです。
強いアスリートになろうとして体重を落とした結果、かえって弱い身体を作ってしまうこともありうるんですね。
競技によっては身体に偏りが生まれる場合があると思いますが、身体に定期的に起こってくることを停止させるというのは、それだけ身体全体にとってのリスクになるということだと思います。
陸上競技が、主に一人で戦うスポーツだということも、この状況を助長している気がします。
自分の身体が、病気の症状と紙一重になるほど、追い込まれてしまう。また、症状だと気づかないで間違った目標に向かって耐えて生活してしまう。
今は、この記事にあるように、「女性アスリート外来」(東大病院)といった専門のお医者さんもいるくらいなので、それだけ深刻な状況なのかもしれません。



ここから、少し長くなりますが、私自身の話をします。
上でごく簡単に触れましたが、生理にまつわる症状のことです。
病名が分かり、それに医学的な対処をすることで、どれだけ意識が変化するかという事例のようなものです。



私は中学時代以降、原因不明のまま、毎月、倒れなければいられないほどの激痛に襲われていました。
大学時代に病名が分かるまでの時期は、本当に不安でした。
激痛が起こると、痛みと不安から冷や汗や過呼吸に陥って手足が冷えてしびれ、結局、救急車で搬送され、原因不明で帰るということを繰り返しました。でも数時間すると痛みが収まり、その時点で診察を受けても何も出てこなかった。それ以降は、不安に怯えながら耐える時期が続きました。
高校時代に開腹手術も受けましたが、お腹を開けたついでに盲腸をとっただけで終わりました笑。年齢特有の精神的なものでしょう、という結論。
この激痛が常に生理直前であることから、おそらく生理と何らかの関係があるのだろうとは感じていました。生理前は精神的に不安定になったり、いきなり不機嫌になることも多かったので、そういう影響を受け易いのではないかと思ったのです。ただ、生理が不順で、生理前の激痛を想定をするのが難しいのがいちばんの難点でした。
あるとき、大学の授業中に激痛が来ました。その授業は、教員免許をとるためには出席必須の授業でした。でも激痛に耐えられず、私は教室を出て、階段の途中で気を失い、医務室に運ばれました。そのベッドの上で、教員になることをあきらめました。教員というのは、出席必須の何事かをクリアできなければなれない職業だと、このとき思ったので。また、会社に定時で勤めることもあきらめました。女性の多い職場なら理解はあるかもしれませんが、毎月そのために職場に迷惑をかけるのは嫌だった。それほどこの痛みには振り回されていました。でも、そのことはほぼ家族以外は知りませんでした。
それから数カ月経った同じ大学時代、通学中のJRの駅構内でやはり倒れ、救急車で運ばれた先の婦人科専門の病院で、私は自分の激痛が、「子宮内膜症」という、当時はまだほとんど知られていなかった病気であると知らされました。
この病気は、子宮細胞が何らかの過程で子宮外に散ってしまい、生理が始まるとともにそこで出血するために激痛が起こるものなのだそうです。一般的に原因は不明とのこと。ですが、病院の先生から聞いた対処法はあまりに分かりやすいものでした!
「妊娠して生理が止まれば、子宮外に出た細胞はその間に死んでしまうので、すっかり治るよ。早く赤ちゃんを産みなさい」って笑。
それまで家族の一部には「心が弱いからだ」と責められつづけてきたこの激痛が、そういう仕組みで起こるものだったのだと分かったとき、私の自分の身体への不信感は大きく取り払われ、うまく付き合っていこうという考えに変わりました。
まさに青天の霹靂。
まず、病名を教えてくださった先生から、激痛が来たときの呼吸法を教わりました。激痛であればあるほど頑張って深い呼吸をすること、あるいはビニール袋を口に当てて呼吸することで、過呼吸からまぬがれることができること。過呼吸による身体の冷えを抑えることで、痛みも小さくなるということ。痛みが始まってすぐに生理痛の市販薬を飲めば効いてくるので(あらかじめ飲むと生理が止まってしまうことがあるので痛みが出てから)、痛みの続く時間を最小限にできること。この呼吸法と薬によって、痛みの度合いは変わりませんでしたが、最終的に、30分~1時間くらいで激痛自体を収められるようになりました(痛みでどうしても疲弊するので、その後しばらく休まないと通常の状態には戻れませんでした)。
また、先生からは当時「勧めない」とはっきり言われたので試しませんでしたが、強い薬で生理を強制的に止めることで、子宮内膜症を治す手段もないわけではないと知りました(ちなみに、子宮内膜症は、現在では、エコー検査によって、症状が出ているときにうまく診察できれば、すぐにそれと分かるようになっているようです)。
痛みを最小限に抑えられるようになって、私の生活はそのまま続いていきました。
大学卒業後、出勤は最低週3日の時給扱い、後は仕事に合わせて自宅作業や出勤をするというお話が、たまたま当時のバイト先だった小さな出版系の企業から提示され、そこに勤めさせてもらいました(病気のことは特に話しませんでした)。その後、周囲からのすすめもあってフリーの編集者として独立して、数年。
今度は思いもよらなかった、統合失調症という精神病にかかりました。2000年のことです。これには離れて暮らしていた家族がなくなった件が関係していて、事情があって一人で抱えるほかなく、精神的に圧力がかかりすぎたゆえに降ってきた病気だと今は分かります。
治療を始めて初期の頃に、今はもうあまり処方されない薬を飲んでいて、気づいたら数カ月、生理が来ていませんでした。当時の主治医にその話をすると、「あれ、伝えていなかったっけ」って笑。生理も止まっちゃうくらい、強い薬だったんだそうです。そして! 読まれている方は想像がつくかもしれませんが! 誰もまったく予想しない形で、子宮内膜症が完治しました笑。本当に、生理が止まるだけでよかったんですねぇ。。
さて、精神病にかかった私は、子宮内膜症のときの周囲の「心が弱いせいで」という見当違いな対応を思い出し、今度は本当に心というか脳の病気なので、余計に精神論が襲ってくる可能性があるが、そういうものには絶対に屈しない! と決めました。私がこの病気にかかっても(子宮内膜症の頃からの事情を知る母親とともに)妙に明るいままなのは、そういう経験に基づいているからかもしれません笑。だって、病気にかかって、心も脳も相当大変だったんですよ? そういう心や身体をさらに追い込むようなことをしたって、何もいいことはありません。
ここ数年、統合失調症の症状も、亀の歩みですが、加齢とともに少しずつ軽くなっていると感じます。薬も少しずつですが減らして、身体への負担(脳内のドーパミンという物質の放出のしすぎで妄想が出るのを抑えるために、薬で身体全体に対してかなりの抑制をかけています)を減らして、動ける時間も多くなってきました。
以前は、そうした薬の抑制が効きすぎることで、常にうつに近い状態にありましたが、そのうつ状態が、だんだんと生理前に集中してくるようになりました。他の時期のうつが軽くなった分、いわゆるPMS=月経前症候群として、うつが顔を出すようになったのでしょうか。
集中するからか、かなり重度のうつに見舞われ、これは統合失調症の発病後に一定期間過ぎたあと必ずやってくるいちばん強いうつ期に匹敵する、下手するとコントロールしきれないかもしれないと思いました。それで、本格的にPMSについて調べ、近所の母親の主治医に相談したところ、漢方が効くのではと言われました。
漢方は、更年期障害も含め、体調不良によく効くものがあって、副作用も少ないと聞いてはいましたが、飲んだことはありませんでした。子宮内膜症の頃も試そうとしたことがありましたが、当時は高価で、飲みにくい仕様だったり、保険も効かなかったからです。それが、今は、ツムラが、顆粒状の薬として、多くの種類の漢方を保険が効く形で出していると、その母親の主治医に教わり、毎日コンスタントに飲むものと、生理の目安一週間前から足して飲むものとを処方してもらいました。
それによって、劇的に世界が明るい状態になりました。ちょうど、初めて眼鏡をかけたような感じ?笑 うつは完全に消えたりはしていませんが、不機嫌が過度になってしまったり、悪い方に物事を考えたりするのがしんどいくらいで(これも十分いやというか、不機嫌は傍迷惑ですが)、落ち込んだときの最低線がかなり上がり、この世からいなくなる選択をする可能性はずいぶん低くなりました。また、関係あるか分かりませんが、不思議と統合失調症から来る悪い妄想も減りました。
今、漢方を飲みはじめて一年以上が経過した状態です。漢方の良さが、ゆっくり身体に広まっている印象で、統合失調症の薬と作用を起こすこともなく、私の健康を支えてくれています。生理前に追加で飲む薬を必要量より多めに出してもらって、少しうつ気味だと気づいたときは、生理と関係がなくても、それを足すようにしています。唯一の副作用は、耳の中がかゆくなること笑。体質によっては身体に発疹等のかゆみが出ることがあるのだそうで、ひどい場合は使用できません。
ただ、漢方には多くの種類があって、人によって合うものも異なるようで、また、様々な症状への対処が可能のようです。
一般の内科での処方が可能なので(私は今は精神の方の主治医に他の薬と合わせて出してもらっていますので、精神科やメンタルクリニックでもおそらく処方が可能です)、PMS、特に精神不安定で苦しんでいる方には、ぜひ一度試してみていただきたいです。



澤さんの仰るように、生理に関することは「努力や根性では克服できない」ものです。
私も、うつがPMSとして発現するようになって、これほどキツイものなのかと初めて知りました。
私は障害者なので、日々のスケジュールとのすり合わせはほぼ必要のない生活を送っていますが、これを普通の生活をこなしながら毎月乗り切るのは並大抵のことではないと思います(女性アスリートの方々が、試合を年間こなせるのは、きっと素晴らしい自己コントロールの能力があるからなのだろうと、とても尊敬しています)。
女性は生理の苦しみを耐えるのが美徳にように思われることもあるかもしれません。確かに尋常でない苦しみを乗り切った努力は、人生の経験値となるかもしれません。でも、抑えられる苦痛は抑えるに越したことはないと思います。楽になった時間で、もっと他の考え方や他の経験ができるとも考えられます。
私は、精神病にもかかって意外な経験をしたので、こうして公開でお話していますが、子宮内膜症だけだったら、いまだに治っていないかもしれず、おそらく倒れている現場を見られてしまった人以外とは事態を共有することはなかったでしょう。そんなふうに、閉じた場で生理にまつわる症状を抱えていらっしゃる方もおいでになると思います。
でも、私のようにあっけらかんと症状が収まる可能性もゼロじゃないのです。
どうか、自分を責めずに、自分に課された苦行だとか思わずに(私は病気が分かるまで、自分の中だけでちょっとそう思ってました)、一人で耐えずに、調べてみたり、お医者さんに相談したり、してみてください。



以上、女性アスリートの可能性、というところからは程遠い話でしたが、生理とめげずに付き合っている一個人の独り言でした。
長くなってすみませ~ん!!
これ以降は、女性アスリートと生理の話を、続報があれば積極的に採り上げたいと思います。
まだ採り上げたいものがありますが、また次回!

2018.3.20

お久しぶりです。リーグ開幕前日。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
3月12日のなでしこリーグの開幕記者会見にて、今季のリーグの試合を70試合及びカップ戦の決勝について、オランダ資本のmycujoo(マイクージュー)というサッカー専門の動画配信企業からの配信が発表になりました。

【記事】2018プレナスなでしこリーグ1部 LIVE配信決定のおしらせ(日本女子サッカーリーグ公式)2018/03/12

http://www.nadeshikoleague.jp/news/2018/0312_1748.html

昨年は、INAC神戸レオネッサを筆頭とする一部のチームが自ら配信をする以外には、試合映像はほとんど残りませんでした(リーグ戦のダイジェストが3回に分けてBSフジで、リーグ第4節までとカップ戦の準決勝のダイジェスト及びカップ戦決勝がYoutubeのなでしこリーグ公式チャンネルで配信されましたが)。2011年以降、最も厳しいメディア状況だったかと思います。
それが今季は、世界各国のリーグの配信を手がけている企業との提携となり、本当にめでたいですね。
この件は、いくつものメディアで記事になりました。
今回の提携について、今日になって少し情報を得ることができたので、その件を少し遠回りしながら書き留めておきたいと思います。

以前に女子サッカーにおけるジェンダーのことについて触れたとき(1月9日)、大滝麻未選手の大学時代の論文についても触れました。大滝選手はその後、FIFAマスターの勉強をされているということ、FIFAマスターに関していい記事があるので次の機会にと書きましたが、それが以下にご紹介する記事でした。
ライターは江橋よしのりさんです。江橋さんは女子サッカーについて書いてくださる数少ないサッカーライターのうちのお一人であり、その後、テレビ等の解説・実況も担当してくださるようになっていますね。この記事は2016年に取材なさったもので、早稲田大のスポーツ科学部出身でFIFAマスターへの進学が決まった際の大滝麻未さんと辻翔子さん(大学時はご両人とも早大の女子サッカー部であるア式蹴球部に所属)へのインタビューです。

【記事】OGに聞く FIFAマスター日本人合格者2名はいずれもスポ科出身~その1(早稲田大学スポーツ科学部)2016/10/21

https://www.waseda.jp/fsps/sps/news/2016/10/21/3816/

【記事】OGに聞く FIFAマスター日本人合格者2名はいずれもスポ科出身~その2(早稲田大学スポーツ科学部)2016/10/21

https://www.waseda.jp/fsps/sps/news/2016/10/21/3825/

FIFAマスターというのは、Wikipediaによれば、

2000年に開設された「スポーツに関する組織論、歴史・哲学、法律についての国際修士」のことで、スイスにあるスポーツ教育機関CIES(The International Centre for Sports Studies スポーツ研究国際センター)と提携してFIFAが運営しているスポーツ学に関する大学院のコースである。10カ月の間にイギリス・イタリア・スイスにある3つの大学を回って学習し、幅広くスポーツ界で活躍する人材を養成することを目的として設立された。

とのこと。簡単に言って、FIFAが運営する大学院ですかね。卒業生は、FIFAだけなく各地域・各国のサッカー連盟、リーグ、スポーツ機関、メディア関係やマーケティングに至るまで、サッカー界をより豊かにするための様々な場所で活躍中だそうです。
FIFAマスター挑戦者として有名なのは、日本のプロサッカー選手出身者として初めての卒業生となった宮本恒靖さん。ちなみに、この記事で大滝さんはちょうど引退された時期に当たっていましたが、その後、選手として復帰、今季はニッパツ横浜FCシーガルズに所属なさっています。
そして今日大事なのが、インタビュー相手のもうお一方である辻翔子さんです。スペインのメディア等で活動なさったあとFIFAマスターに挑戦、卒業なさっていますが、今は冒頭に書いたmycujooに入社されているのだそうです! 今回のリーグとの提携にもご尽力いただいたとのこと。そして、mycujooの創設者のお一人(双子のご兄弟で創設なさったそうです)ペドロ・プレサ氏もFIFAマスターの卒業生とのこと。それらの経緯を書いてくれた、嬉しい記事がこちら。

【記事】女子サッカーの救世主か。なでしこリーグを無料放送、新興外資系配信企業「mycujoo」の正体(フットボールチャンネル・全5ページ)2018/03/20

https://www.footballchannel.jp/2018/03/20/post261561/

まさに知りたかったこと山盛り笑。舩木渉さんによる記事です。
mycujooが設立された理由や、今季の配信はすべて無料ですが、mycujoo自身が収益をどのように上げるか、また「ライブ配信されたコンテンツは、権利保有者が非公開にしない限りアーカイブとして半永久的に視聴することができる。」ということも書かれています。
試合映像がアーカイブとして残ることは非常に貴重だと思っています(なでしこTVの試合映像が失われたとき、私のようなただの視聴者でも相当ショックを受けたので~)。この記事内でも辻さんが登場されていて、配信された映像について、一般的な意味での視聴以外にも、選手が自分を売り込む際のデータとしても使用できる可能性を示唆しておいでで、活用機会は多様に存在することが考えられます。
配信におけるカメラのセッティング台数などは臨機応変に対応するようなので、映像の質に関して各試合でどのように維持されるだろうかと思ったりもしますが、開幕戦5試合のライブ中継が組まれている明日にはだいたい状況が分かってくるかもしれませんね。
以上、試合配信が決まって大興奮だった開幕記者会見(これもすでにmycujooによるライブ配信でした)から約一週間、今季のリーグにまつわるメディア状況についての情報でした。
もう一つ触れたい話題があるのですが、それはまたの機会にします。
最近は、この配信決定も手伝って、徐々に女子サッカーの見えるところに戻ってきています。
いざ、今年もリーグ開幕ヽ(´ー`)ノ

2018.2.16

今から書くことは、もしかしたら、誰にも、全然伝わらないかもしれない。でも恐れずに書こう。
私が、女子サッカーというものについて、最近感じていること。それは、今の私との位置関係にも関連している。
2000年の頃、私が病気にかかる頃、一気にインターネットが普及して、いろいろな距離感、人や事柄に対しての距離感が大きく変化した。それまで、世界は「私」と対峙して無限に広がるものだった。
それが、ネットの普及によって、世界は有限であり、そこには数え切れないほどの「私」が並列して生きていることがはっきりと感じ取れるようになった。チャンスがあれば、実際に遠くに住む人たちにもアクセスできるようになった。遠くの土地の情報にも。情報を媒介にして、遠くの人とつながりを持つこともできるようになった。世界に存在する多様性が身近に感じられる環境になった。
その状況が、本当の自分らしさを、生まれた環境に左右されることなく発見する手がかりになり、それまで近くを生きてきた人の間での多様化を許した。そして、そこで自分と同じような感覚を持ち、つながりあった人同士が共有する「私たち」という感覚が生まれた。「私たち」をつなげる要素は、これまでのような住む土地や職場などに限らず、趣味であったり、台頭してきたSNSでの交流など、自由度が高い。自分がいちばん信頼するのも、例えばマスを含めたメディアではなく、自分の意志でつながりを持つようになった「私たち」の間で流れてくる情報であるという人も多くなっている気がする。
そこでは、「私」はさほど重要ではなく、個人的な側面が重要であるとしたら「私たち」の中で自分がどんな役割をこなすかであり、違和が入り込んだとしても「私たち」で受け止め、最終的に「私たち」としてどこまで強固になれるかで、幸福度や充実度が左右されていく。
今は、そんな「私たち」が、リニアな状態で混在する、あるいは自分でもいくつもの「私たち」に属し、それらが重なり合いながら共存していく時代なのかもしれないと思うようになった。
そんなときに読んだ日刊スポーツの保坂恭子さんの、半田悦子監督の前後編の連載で、「私がサッカーをして残ったのは、生涯の仲間。」という言葉と、指導している常葉橘の卒業生のLINEが90人超という記述を見て、ああ、女子サッカーもきっと、とても「私たち」の世界なんだろうなということを思った。
続けて読ませてもらったhirobrownさんのバニーズ京都SCの監督を取材を中心に考えたという記事では、組織と個人のバランスについて、女子サッカーの現状を鑑みた上でそこに関わる監督の役割についての、示唆に富んだ指摘が書かれていた。
個の能力を組み合わせ、どれだけ強い「私たち」になれるか。それを環境的にも制限のある中で追求していく女子サッカーの姿は、この「私たち」の世の中で、目指すべき未来形を担っているのかもしれない。その未来性に、私は惹かれているのかもしれなかった。
ひるがえって、私は、この18年、浦島太郎のままで、今も一人で「私」の世界を生きている。
2011年に何も知らずに飛び込んだ女子サッカーの世界にいて、どうしても馴染むことができないのは、おそらく私に「私たち」の感覚が希薄だからだと思う。
女子サッカーは、やる方も、応援する方も、規模の程度や地域性との関連もあって、どこに行っても「私たち」の感覚がある。私自身、応援することに関しては、「私たち」に属すること、迎え入れてもらうことが、幸福感につながることも体感してきた。
でも、私はいまだ「私」でしか生きられない、それ以前に「私」であることさえも危うい。だからこそ、いつまでもこの「私たち」に違和感を感じたままなのではないかと思うようになった。
人は一人では生きられない。だから、この先、生きていきたいと思ったら、私は何某かの「私たち」の一部になる必要があるのだろう。
それがどんな「私たち」なのか、今の私には何も見えていない。まず、私が一人の「私」に充分にならないかぎり、その先は見えてこないのかもしれない。
私にとって、女子サッカーが見せてくれる「私たち」の世界は、はるかに遠い未来にある。私はとうとうそこにたどりつかずに人生を終わるかもしれない。それでも、どんなに遅れていても、私は「私」として生きることをまず目指そう。
この先、ここを更新することになっても、そういう意識でありながら「私たち」の世界に接触することになる。そこにどれほどの意味があるのか、私にははっきりした像が結ばれてはいない。それでも、女子サッカーが見えるところにいたい、女子サッカーから何かを受けとったと感じたときには、性懲りもなくここに戻ってこようと思う。

【記事】なでしこジャパンの先駆者が語る「運命のいたずら」(日刊スポーツ・全2ページ)2018/02/06

https://www.nikkansports.com/soccer/news/201802060000369.html

【記事】半田監督の座右の銘「感じる力」人間形成をより意識(日刊スポーツ)2018/02/07

https://www.nikkansports.com/soccer/news/201802070000331.html

【記事】女子サッカーの監督は「指揮官」ではなく、「指導者」であるべき!?(Soccerlture・全3ページ)2018/02/13

http://soccerlture.com/woman-soccer-coach/

2018.2.7

今日は、長野パルセイロとSan Diego Sports Authority(SDSA)が主催する女子高校生米国大学留学キャンプセレクション(3月17日・18日)と、それに関するクラウドファンディングの話題です。
このセレクションは、今年で2回目、「大学生以上になると所属先・受け入れ先の少ない日本女子サッカーにおいて、奨学金制度を使って世界最高峰の米国に留学できる機会を創出するのが最大の目的」とされています。
アメリカの大学サッカー界では日本人選手の評価が極めて高いとのことで、セレクションで認められた選手は、留学生のための奨学金制度を利用して大学経費の一部または全額免除でサッカー経験を積むことができます。
主催者のひとつであるSDSAというのは、「2010年よりカリフォルニア州サンディエゴを拠点として活動してきたスポーツマネジメント会社」とのこと。このSDSAが関与しているサイトでは、日本語タイトルとして「アメリカサッカーへの挑戦」という言葉を掲げていて、「米大女子セレクション」のページでは、このセレクションに先駆けて、個人的に道を開き、2016年の高校卒業後に現地で語学学校に通い、昨年夏からケンタッキー大学に留学している黒崎優香選手のことを大きく採り上げています。
黒崎選手は、2013年にU-16日本代表に選ばれ、藤枝順心高校では1年から高校選手権等に出場、3年時にはキャプテンを務めて高校選手権で優勝を果たした経験を持つ選手です。
サイト内には、黒崎選手の留学までの過程を、紆余曲折を含めて詳細に描いた記事(→努力の末に得た開幕スタメン背番号10。澤氏と同じ茨の道を歩む女子学生の苦労と栄光。2017/09/08)や、今年の1月15日にNHK-BS1で放送された番組「挑戦者たち」に採り上げられたときの動画がアップされています(→「挑戦者たち」 ~黒崎優香~ 女子サッカー強豪国・アメリカでの挑戦。YouTube・San Diego Zest FC)。文武両道を重んじる大学サッカーの世界で、選手と同時に人として成長したいという熱意が伝わってきます。
もうひとつの主催者である長野では、昨年に主軸の横山久美選手が渡独、今年も数名の選手が世界を目指して退団していて、クラブのHP内のレディースのページにある「2020vision」を拝見しても、世界への意識は高いと言っていいでしょう。
またクラブとして、「今年度より米国女子サッカー2部リーグ WPSL(Women's Premier Soccer League)に日系資本として初めて参入するサンディエゴゼストFCとタッグを組」んで、セレクションから留学した選手を後押しする考えのようですね。サンディエゴゼストFCは、上記SDSAが運営しているクラブで、NHKでの黒崎選手の番組は、このチームの公式アカウントでYouTubeにアップされています。
このセレクションは長野にて行われますが、そのための資金調達法として、長野は地域密着型のクラウドファンディングを使っています。クラウドファンディングというのは、個人・企業・プロジェクトなど様々な対象・分野への出資を、主にネットを介して募るシステムで、登録できる立場であれば誰でも出資に参加でき、出資額によって相応のリターン(出資者にとって有形無形問わず利益となるようなもの)が得られるパターンが通例となっています。
女子サッカー界で私がクラウドファンディング事例として最初に知ったのは、アンジュヴィオレ広島がチームを設立した際に、ホームページを作りたいという理由で募っていたものでしたが、印象的だったのは、2013年にベガルタ仙台が「東日本大震災被災地の方々1000人を、仙台で開催される試合に招待したい!」ということで出資を募って成功した例です(→)。
また、サッカー以外だと、2016年に公開されたアニメーション映画『この世界の片隅に』が、大きな成功例として記憶に新しいです。この作品は、女優のんさんが復帰作として主人公の声を演じたことでも話題となり、第40回日本アカデミー賞最優秀アニメーション映画賞をはじめ世界中の多くの賞を獲得していますが、元々の資金をクラウドファンディングで募るところから始まっており、無事に映画は制作され、当初はインディーズ作品として上映にこぎ着けました。映画では、出資した方々のお名前をクレジットに掲載しています。その後の作品への注目度が大幅に拡大した様子を見ていると、クラウドファンディングにおける出資が、リターンによる報酬以上に、ステータスにまで高められた好例かと思います。
今回の長野のクラウドファンディングでも、日本に住所があれば登録・出資できますが、リターンとなっているのが長野のレディースの試合観戦にまつわる内容が多く、出資して長野の活動を応援できること自体がステータスとなるような仕掛けになっているのかなと感じました。「地域密着協働型スポーツクラブ」を名乗るクラブとして自然な選択でもあったのでしょう。
今回のセレクションでも、有能な選手が発掘され、アメリカで豊かな経験を積めますように。
リンクには、今回のプロジェクトの詳細も書かれている、クラウドファンディングのページにはっておきます。

【記事】長野から世界へ! AC長野パルセイロ主催 女子高校生米国大学留学キャンプセレクション(CF信州)

https://cf-shinshu.jp/project/detail/353

2018.2.6

今日は、いろいろ採り上げたいものの中から、「サッカー馬鹿」こと勝村大輔さんが、また野田朱美さんのインタビュー記事を出してくださったので、それを。
私が2011年に女子サッカー用のツイッターアカウントを作った際に(このHPで使用しているものとは別です)、あんまりよく分からないで、なでしこジャパンの次にフォローしたのが、「JFA女子強化担当 野田朱美」というアカウントでした笑。
なでしこジャパンが優勝した2011年当時、野田さんはJFAを出て、日テレの監督になられていました。野田さんが監督だった時期は、代表選手を多く抱えたINACが強く、日テレは2012年のカップ戦で優勝した以外は常に2位につけている印象でした。日テレの経営不振により、前年の2010年までプロ契約であった澤穂希選手・大野忍選手が、近賀ゆかり選手・南山千明選手とともにINACへ移籍したことを思えば、2位を維持していたこと自体、すごいのですが。
2013年シーズンから再びJFAに。途中でお忍びのように湯郷のテクニカルアドバイザーをなさって、結果的に湯郷は2014年にリーグのレギュラーシリーズで優勝しています。
2014年に女性初の女子委員長になられた時期には、アジアの地域を訪問する活動も報告されていました。その頃に長文ブログで書いた短い記事→野田朱美女子委員長、イランとバーレーンを訪問。(nadeshiko mini news)。ヒジャブをかぶって講義している野田さんの姿が印象的でした。郷には入れば郷に従え、的な感じで。
2014年にはS級ライセンスも取得されています(当時女性では4人目だそうです。長野監督の本田美登里さん、常葉大学付属橘高校女子サッカー部監督の半田悦子さん、なでしこジャパン監督の高倉麻子さんの次になるのでしょうか)。
2016年に伊賀の監督になられたときは驚きました。長い歴史を誇る伊賀というチームは、この年設立40年という節目を迎えていました。この年に毎日新聞が掲載していた伊賀の記事には、サブタイトルとして「挑め40年」という言葉が添えられています。地元独自のメディアの発信力もあり、地域への密着度の高い伊賀が、成績の上でも浮上するチャンスかと期待していました。就任当時は魔法がかかったかのように健闘したものの、1年目の最終順位は6位、2年目には残念ながら降格となりました。野田さんの目指されたサッカーがチームに浸透しつつあったものの、充分真価を発揮しきれないままの退任だったようにお見受けします。
そして今季からは、ノジマステラのアカデミー総監督兼ドゥーエ(U-18)監督に就任。
インタビューを拝見すると、ご出身の日テレでの経験も踏まえ、基礎を大事に若い年代を育てるお立場に入られたということのようです。見据えるのは2020年の東京五輪のその後。
新たな挑戦は、すぐに成果が目に見えるものではないと思いますが、また1つ、強い下部組織を持つチームが増えるのに違いなく、トップチームにその影響が及んでくるのを楽しみにしています。
ご紹介する記事は、本職の美容師と兼業で、「サッカー馬鹿」として今回のようなライター活動をなさりつつ、ご自分なりのマーケティング戦略も伝授していらっしゃる勝村大輔さんによるもので、こういう方に採り上げられることも、きっと女子サッカーにとっていい効果を生むのではないかと思っています。記事中にある、野田さんが伊賀の監督でいらしたときの記事も、女子サッカーに関する示唆に富んでいてオススメなので、時期が前後しますが、2本目としてリンクをあげておきます。
この伊賀での野田さんの記事で印象的だったのが、【取材後記】で勝村さんが仰っていたこと(この頃、勝村さんの記事はだいたい先にサッカーサイトshootyで発信され、勝村さんのサイトでも公開されましたが、【取材後記】は勝村さんのサイトでしか読めないとっておきのコーナーでした)。

これまで様々なクラブの多くの関係者に同じ質問を繰り返してきた。「女子サッカーの魅力とは。」まるで示し合わせたかのように、同じ答えが返ってくる。「ひたむきさ」であると。それは、景気と結果に左右され、浮き沈みを繰り返してきた女子サッカーの歴史と、苦難の道のりに立ち向かうべく共通の掛け声なのかもしれない。

しかし、この「ひたむき」というフレーズに多少なりの違和感を感じずにはいられなかった。確かに、ひたむきな姿勢は美しいかもしれないし、多くの感動を生み出すかもしれない。ただ、楽しくないのだ。どんなに崇高な理念を掲げたとしても、楽しさを生み出さない限り人々から愛されることはない。

すごく共感しました。女子サッカーと「ひたむきさ」の関係に疑問を持っていたときだったので。楽しいことにしか人は寄ってこない! ホント、自戒も込めてなんですけど笑。

【記事】なぜこのタイミングで“育成の道”を選んだのか。「女子サッカーの底力は東京オリンピック後に試される。」<ノジマステラ アカデミー総監督兼、ドゥーエ(U-18)監督 野田朱美さんインタビュー>(サッカー馬鹿 勝村大輔)2018/02/06

https://soccer-baka.jp/archives/8066

【記事】逆境を楽しむ。不屈の精神で挑み続ける。だから私は今ここにいる。<伊賀フットボールクラブくノ一 野田朱美監督インタビュー&取材後記>(サッカー馬鹿 勝村大輔)2017/07/19

https://soccer-baka.jp/archives/6437

2018.2.5

昨年、永里優季選手が起業した話題がありましたね。あれはもう7月のことなのか。
社名は「Leidenschaft」(日本語で言うと「情熱」)。
永里選手というと、海外でのリーグが終わると帰国して、暖かい土地でトレーニングしている様子が伝えられたりしてきました。いくつかの学校でアドバイザーに就任されてきましたし、オフ中はサッカー教室などのイベントにもよく参加されていたようです。
アドバイザーとしてのお仕事は、2013年の帝京平成大学とのアドバイザリー契約が聞いたうちでは最初だったかな。現役の選手でもこういうことやれるんだなぁと思った覚えが。契約期間は2年で、2016年の同校でのサッカー教室ではスペシャルゲストという形での参加になっているので、もうお役目は終了しているのでしょう。同じく2013年には静岡の東海大翔洋の中高(元ご主人の大儀見浩介さんの出身校。東海大は永里選手の母校でもあります)でもチームアドバイザーをなさっています。その後は、充分に調べ切れていませんが、最近では、宮城県牡鹿郡女川町(東日本大震災による被災の影響が著しかった地域ですね)をホームタウンとするコルバトーレ女川で、2017年4月にジュニアユース女子チームが活動を開始しており、そのチーム発足の際にアドバイザーに就任なさっています。
2013年の頃から、現役選手をやりながら選手として以外の活動をやることにご興味がおありなのかなと思ってきました。たまに流れてくる公式ブログの、内省的な内容とかからも。企業という選択も自然なものだったのかも。今日ご紹介するうちの最後の1本は、今年の1月に出た記事で、ビジネス系のメディアですが、読まれている方も多いかもしれません。この記事では、複業研究家という珍しい肩書きの方が永里選手にインタビューなさっています。「複」というと「パラレル」なイメージがありますが、この記事では永里選手の活動を、パラレルからさらに押し進めて「スパイラルキャリア」と説明されています。
サッカーキングの昨年11月の記事も、永里選手の現在地を伝える「情熱」的な記事です。
サッカーを、外の世界との相互作用を起こしつつ、基礎を大事にした上で最新鋭の形で立ち上げてみる、そんな姿を体現してくれるような企業になってくれたらと期待します。
永里選手が公式ブログで会社設立の際に記していた英語のコンセプト、シンプルでよかったので、引用させていただきます(ご紹介するゲキサカの記事内からも飛べます)。
「support your challenge
move your heart
burn with passion
enrich your mind
make smile
go hand in hand」
永里選手の近々の予定としては、2月10日に香川県丸亀市にて、NHK高松放送局と丸亀市の主催で行われるイベント及びサッカー教室に、元日テレの小林弥生さんと一緒に、ゲスト及び講師として参加なさるようです(→「丸亀なでしこ☆FESTA」)。丸亀といえば、袴姿でサッカーする女生徒の古い写真が発見されたことで、日本での女子サッカー発祥の地を名乗るようになった地域ですね。その話題も懐かしきかな。

【記事】米移籍の永里優季が会社設立を報告「今までにない形のものを発案中」(ゲキサカ)2017/07/08

https://web.gekisaka.jp/news/detail/?220538-220538-fl

【記事】永里優季が“女子プロサッカー選手”にこだわる理由。現役中に起業してまで伝えたい技術と思いと生き様が、そこにはある(サッカーキング)2017/11/08

https://www.soccer-king.jp/news/japan/20171108/665809.html

【記事】プロスポーツ選手も複業時代――女子サッカー・永里優季さんが会社をつくった理由(BUSINESS INSIDER JAPAN)2018/01/11

https://www.businessinsider.jp/post-159589

2018.2.4

基礎体力をつけるため、とりあえず起きている時間を長くしようと思って起きる時間を早くしてみたんですけど、一日が長い~!!笑 でも起きていられてるわ、すげ~(このレベルの人間です)。
やることが足りないので、この試みを挫折しなければ、もう少しここの更新頻度も上げられると思います。
今日は、最近できた浦和(レディース)の公式ツイッターから流れてきた話題で。
昨日3日、福島県双葉郡楢葉町で「楢葉町こどもサッカー教室」が開催され、講師として浦和の選手の皆さんがいらしたという内容です。楢葉町というのは、日本最大規模のサッカートレーニング施設Jヴィレッジの敷地がかかっている場所で、福島第一原発の事故以降、付近は避難指示区域になりました。Jヴィレッジは、その設立に際して施設を整備した東京電力によって事故対応拠点として使用され、その後スポーツ施設としての復興に向けてJOC(日本オリンピック委員会)やJFAなどの要望により模索を続けた結果、昨年2017年3月をもって福島県に返還されています。今年の8月から一部再開の予定。
このサッカー教室は、毎年恒例で、この時期に2011年から仙台(マイナビベガルタ仙台レディース)が前身の東京電力サッカー部マリーゼだった頃からチームとして取り組んできたイベントでした。昨年までは、楢葉町を含め付近の町民の多くが避難していたいわき市にて開催されていましたが、今年は晴れて楢葉町の施設での開催となりました!
このサッカー教室に関しては、昔、長文ブログで書いてみたことがあって、内部のリンクだいぶ切れているのですが、置いておきます(福島県楢葉町の主催で、サッカー教室。 nadeshiko mini news)。現INACの鮫島彩選手が2013年に参加した際に書かれたブログや、楢葉町が避難解除区域になってすぐの時期に、Jヴィレッジを拠点としていたJFAアカデミー福島(現在は静岡県御殿場に移転中)の選手らが楢葉町でサッカー教室を開催したときの記事なども入れてあります。
おそらく、今年は、仙台が台湾での合宿の最中なので、浦和にお願いしたのでしょう。今日ご紹介する浦和の公式ニュースにも載っていますが、浦和は、2015年・2016年の夏に、仙台が石巻で合宿した際にも、合宿の最後を飾る復興支援試合の対戦相手になってくれています。
今回の福島訪問のルートにはJヴィレッジも含まれており、浦和に在籍するJFAアカデミー福島出身の選手や、Jヴィレッジでかつて全国大会を戦った経験のある選手にとっては、感慨深い訪問になったようですね。
サッカー教室の後は、今年も楢葉町名物の「マミーすいとん」が振る舞われたようです♪

【記事】☆イベントのご案内☆~(Facebook・Jヴィレッジフィットネスジム)2017/12/22

https://www.facebook.com/jvillage.fitness/posts/1155803084522507

【記事】18.02.03 レッズレディースが楢葉町こどもサッカー教室に参加(浦和レッズレディース公式)2018/02/03

http://www.urawa-reds.co.jp/ladies/ladies_news/レッズレディースが楢葉町こどもサッカー教室に/

2018.2.2

また、ご無沙汰しました。
今日、地元のチーム、スフィーダ世田谷FCから、今シーズンの会員手続についての郵便が届きました。その封筒にはってあった切手がとても素敵だったんです。それで、戻ってきました。先日発売されたムーミンの切手を買いに郵便局に行ったときも、入口の掲示板にスフィーダのポスターがはってあったなって思い出して。
リーグ及びリーグカップの日程が現在で分かっているかぎり発表になりましたね。今年、何の試合をどこまで観戦に行けるか(台所事情が決まらないという理由もあって)今は分かりません。観戦したことをここに書くかどうかも分かりません。今は(個人のツイッターのTLには多くの情報が流れているにもかかわらず。メールで収集している情報もたまっていくばかりなのに)自分の中に女子サッカーの気配はほとんど感じられない。そういう状態でも、ここは開けておきます。かっこ悪くてすみません。
最近のニュースで興味を引かれたのは、元女子サッカー選手が警官になったという記事です。いろいろな人生があると思いました。接ぎ木のように見えても、すべての経験が今に還元されてくる。人生をうまく歩けない自分にとって、勇気の出る記事でした。

【記事】2018プレナスなでしこリーグ・2018プレナスチャレンジリーグ 日程発表(日本女子サッカーリーグ公式)2018/02/02

http://www.nadeshikoleague.jp/news/2018/0202_1553.html

【記事】街の安全、鉄壁の守り 元なでしこ選手が警官に(東京新聞)2018/01/29

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201801/CK2018012902000222.html

2018.1.26

ご無沙汰しました。
近づきすぎて怖くなって離れようとしてまた遠い国に行って(具体的には、DVD数枚借りてきて映画観たり、東京オペラシティのアートギャラリーで開催中の谷川俊太郎展に行ったり、多摩美術大学統合デザイン学科の第1期生の卒展観てきました。心の文化的栄養を日々補充中也)、今日リーグからの告知を見たとき、ようやくここに照準が合いました。
大まかなリーグ及びリーグカップのスケジュールが出ましたね。リーグはJFAの方で先に発表済みだったとおり、3月21日(水)~11月3日(土)(2部は10月28日(日))。リーグカップは3月31日(土)~7月16日(月)が予選、決勝が7月21日(土)か22日(日)。
具体的な日程発表は(毎年の感じだと未定のところもけっこうあるのでしょうが)、2月2日(金)17時付近。リーグカップのグループ分けも発表になっています。
今年は、何の試合をどこまで観に行けるだろう。もしかしたら、全然、行かれないかもしれない。もし行ったとしても、いや行くとしたらむしろ、ここには何も残せないかもしれません。それでも、この視点を残した状態でいたいと思います。
それで、セレッソはいつの間に「日本ハム」がスポンサーについたんですかって思ってたら、今見たら消えてるわ。

【記事】2018シーズン 大会方式について(日本女子サッカーリーグ公式)2018/01/26

http://www.nadeshikoleague.jp/news/2018/0126_1659.html

【記事・PDF】2018シーズン 大会概要(日本女子サッカーリーグ公式)2018/01/26

http://www.nadeshikoleague.jp/news/upload_file/2018SEASON_3.pdf

2018.1.20

今日はちょっと近づきすぎて、後ろに下がりきれないままこの時間に。大学選手権を観戦に行ったときもそうでしたが、遠いときだけでなく、心的距離がすぐ近くまで行ったようなときもこのスタンスに戻れないことが判明しました。記事を出すだけならできるのですが、今のところ、ここに書く言葉も大事だと思っているので、試しつつ考えさせてください。

2018.1.19

今日は時間に余裕あるなと思っていたのに、突如パソコンが不調に陥り、半日以上システムの回復に費やした本日。笑。まぁ、こんな日もあるさ。データも無事だったし、修理に出さずにすんでよかったです。
さて。すでに始動しているチームもあるなか、指導陣・選手の動向のお知らせはまだまだ出てきそうですね。
これらの変動によって各チームへの認識・印象も変わらざるを得ないこの時期、嬉しいことよりしんどいことの方が多かったりして、いつまで経っても慣れないです。でもすべては女子サッカーに関わる皆さんお一人お一人の決断だから。受け止めて。前向きに。そしてまたシーズンは始まるのだ! ですね。。
選手の皆さんの動きを把握するのは、個人的に表にでもしないと無理! と思っていらっしゃる方へ。毎年、見やすいリストにしてくださっている奇特なページがあります(調べ物がお好きな方は、きっとご存知でしょう)。特に、応援しているチーム以外の情報や、過去の移籍情報等を確認したいときに本当に重宝するので、勝手ながらご紹介させていただきます。
リンク先は今年のページに。過去分(2012年のオフシーズン以降)は、ページ上部にある「女子サッカー移籍等リスト」のところから行けます。地道な作業を続けてくださっていることに感謝。

【記事】女子サッカー2018移籍等リスト(オフシーズン)(「新時々日記」)2017/10/08~

http://www.tokidokinikki.net/list/2018nadeshikoralist1/

2018.1.18

今日も今日とて遠いんですが。昨日、採り上げようか迷って作業しきれなかった、東京都清瀬市で2月25日(日)に開催される「なでしこリーガーによる清瀬市サッカー教室」について。清瀬市の計画書を見ると、昨年から開催、なのかな?
サッカー教室では、サッカーの実技指導が、幼児から中学まで計6カテゴリーで行われます(女子のカテゴリーの方が多いです)。講師となるのは、なでしこリーグ1部の日テレ・ベレーザと、なでしこリーグ2部のスフィーダ世田谷FCのコーチ及び選手です。また、保護者の方を対象に、日テレ・ベレーザのコーチ・スタッフによる講習会も行われるそうです。いずれもすでに申し込み期間が始まっていて、1月26日までになっています。応募者多数の場合は抽選。
サッカー教室の当日、スフィーダ対FC十文字VENTUS(チャレンジリーグ所属)の親善試合も行われます。この試合に関しては、サッカー教室の参加者以外でも見学自由とのこと(ただしファンサは不可)。
十文字VENTUSは、十文字高校サッカー部をベースとして、2014年度にこのチーム名で新たに設立。なでしこリーグ公式のクラブ紹介ページには「学園型総合型地域スポーツクラブ」と書いてあります。YouTubeに転がってたチームのPR動画の最後に、今回のサッカー教室が行われる清瀬市のマークが入っていました。清瀬市は、系列である十文字学園女子大学・同短期大学と提携を結んでいるそうです。十文字高校は、昨年、高校選手権で優勝しましたね。また、大学では2016年4月に、元なでしこジャパン監督の佐々木則夫氏を副学長に迎えています(当時の記事→)。
サッカー教室に関しては、こう、、「なでしこリーガー」という言葉で女子サッカー選手を呼ぶ感じが、新たな価値観付与してていいなぁと。
最後に、記事名にある「多摩・島しょ」っていうくくりなんですけど、なんで多摩地域と島しょ地域がセットになっているのか、少し調べたんですが分かりませんでした! どなたか教えてくださ~い。

【記事】多摩・島しょスポーツ習慣定着促進事業「なでしこリーガーによる清瀬市サッカー教室」(清瀬市)2017/12/25

http://www.city.kiyose.lg.jp/s056/soccer-class/20171122133212.html

2018.1.17

今日は、遠い国にいました。

2018.1.16

今日は、昨日始まった代表合宿について。スポーツ紙等でも記事が出ていますね。高校生で初招集の宮澤ひなた選手(星槎国際高湘南)が注目されていたようなので、コメントを載せているJFAと、昨日サカノワから早草紀子さんの記事が出ていたので、それを。

【記事】なでしこジャパン 世界と戦える身体を作るためのキャンプをスタート(JFA)2018/01/16

http://www.jfa.jp/nadeshikojapan/news/00016020/

【記事】2018年なでしこジャパン始動! インパクト&期待度ランキング(サカノワ・全2ページ)2018/01/15

http://sakanowa.jp/topics/nadeshiko/2559

2018.1.15

今日は、参加するチームにとっては、シーズンオフ、2月の風物詩となってきた感のある、千葉主導の「なでしこ交流戦」について。日程が、地元市原市の広報紙で今年も真っ先に発表されたので、それを。
期間は2月14日(水)~18日(日)の5日間です。もう今年で第7回だそうです。参加チームは書かれていません。数日中には、千葉の公式で詳細が出るかと思われます。←じゃあ、待てよ! すみません、毎年ほぼ同じ形式で出るこの記事の感じ、地域の中にある女子サッカーっていうイメージそのまんまで、そのローカルさ加減がすごく好きなんです。。

【記事・PDF】広報いちはらPDF版 平成30年1月15日号(市原市)2018/01/15

https://www.city.ichihara.chiba.jp/joho/koho/kouhou/kouhou_ichihara/29index/H30_1.files/2018_01_15_08.pdf

2018.1.14

今日は、長野のチーム始動に当たって、チーム過去最高の見学者が訪れたという内容が記事になっていたのでそれを。長野は2016年に1部に上がってきてから、ホーム試合の平均観客数が、2年連続でリーグ最多となっています。
2016年と2017年の観客数についての地元紙の記事も、特に2016年の記事では、1部への昇格チームの観客動員など興味深い数字を出してくださっているので、一緒にあげておきます。「全チームを通じた過去最多の平均観客数は11年にINAC神戸が記録した8871人」とのこと。当時のINACは、アウェイでの観客動員にも影響するほどすごかったですよね。。
この2年、代表選手を多く抱えるチームではなく、トップチームを持った古参のチームでもなく、長野が最多の数字を出していることは、リーグでの順位以上に、観戦環境のよいスタジアムでほぼすべてのホーム試合を行うことで、観客の定着率を上げていることが大きな理由だと想像しています。他チームで同様の運営が可能でないことは推察できます。また、チームがカバーする地域内の各会場を回る方法も、女子サッカー普及のために必要なのだろうとも思いますが、観客定着を促すために目指す方向性としては、長野の方針がおそらく正しい。
チームの近くに住んでいる方々が、いや、多少遠くても、「週末予定空いたな。あそこに行けば女子サッカーが観られるな」と思えるような感覚が、もっと一般的にならないかなぁと夢想します。

【記事】なでしこ長野、今季初練習に過去最多サポーター来た!(スポニチ)2018/01/14

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2018/01/14/kiji/20180114s00002000197000c.html

【記事】ホーム平均観客数最多 AC長野レディース(信濃毎日新聞)2016/10/24

http://www.shinmai.co.jp/soccer/2016/10/post-1967.html

【記事】ホームの平均観客数、2季連続最多 AC長野レディース(信濃毎日新聞)2017/10/11

http://www.shinmai.co.jp/soccer/2017/10/post-2386.html

2018.1.13

今日は、サウジアラビアのサッカーの試合で、初めて女性のスタジアム観戦が許されたという話題。記事で「超保守的なイスラム教国」と書かれるサウジアラビアでは、世界で唯一、女性の自動車運転が禁止されていたそうですが(びっくりだね)、それも今年6月に解禁になることが決定しており、厳しい男女隔離の政策は、わずかずつでも緩和されてきているようです。

【記事】サウジで初、女性がサッカー生観戦 「歴史的な日」と喜び(AFPBB News)2018/01/13

http://www.afpbb.com/articles/-/3158363

あと、久しぶりに「独り言」更新しました。ついでに、ここの更新の日付が今年に入ってからもずっと「2017」年のままだったことに気づいた笑。メディアの更新日がおかしくなっているの指摘してる場合じゃなかった笑笑。2018年、こんにちは。

2018.1.12

今日は、全日本女子大学サッカー選手権の準決勝を観に、西が丘に行ってきました。今年初観戦。
それで自分の中の女子サッカーが、あるいは女子サッカーとの距離が、一気にいろいろぐちゃぐちゃになったので、チューニングが終わるまで、ちょっとお時間ください。

2018.1.11

今日は、9日に出ていたフットボールゾーンウェブの、今年成人した選手に関する記事を。これ、スマホで読み流していたんですが、パソコンでちゃんと読んだら、新成人になった選手を、男子はJ1~J3、そしてなでしこは1部と2部の選手を、みんな列記しているリストのページへ飛べるリンクがあった! この記事採り上げるなら該当する選手を自分で調べるかなぁと思っていたので、編集部の作業に感謝です。記事と一緒に、リストのうちなでしこの1部と2部の一覧ページもあげさせていただきます(ちなみに、リストのページの更新日がなぜか2000年の1月1日になっている笑)。該当者は、1997年4月2日~1998年4月1日生まれの方々です。2014年にコスタリカで開催されたU-17のW杯で初優勝したときの方々の名前もお見かけして、勝手に感慨深い。
改めて、今年成人した皆さん、おめでとうございます(もしここを読んでくださっている方の中にもいたなら、その方たちももちろん!)。

【記事】日本代表やなでしこJでも活躍! 「18年新成人」の現役Jリーガー&なでしこ選手は?(フットボールゾーンウェブ・全2ページ)2018/01/09

http://www.football-zone.net/archives/86611

【記事】【選手一覧リスト】2018年の新成人「Jリーグ男子76人」&「なでしこ女子51人」【新成人】17年「なでしこ1部所属」19人(フットボールゾーンウェブ)2000/01/01

http://www.football-zone.net/archives/86598/4

【記事】【選手一覧リスト】2018年の新成人「Jリーグ男子76人」&「なでしこ女子51人」【新成人】17年「なでしこ2部所属」32人(フットボールゾーンウェブ)2000/01/01

http://www.football-zone.net/archives/86598/5





過去ログへ  
■□■□■