【対話2】






【対話2】


2019.4.17
★「mymula! mymula! 来なさい!!」
☆「オモイデ? あれ、起きたの? どうしたの?」
★「どうしたのじゃないわよ! あなた何やってるのよ!」
☆「何をそんなに怒ってるの、もしかしてHPのリニューアルのこと言ってるの?」
★「そうよ、決まってるでしょ!」
☆「はい、じゃあ、何をどう怒ってるの?」
★「真奈美さんのデータに関する部分が全部消えてるじゃない」
☆「うん。中野さんのDATAページと、中野さんCalendarを消した」
★「それはHPの根幹だったところでしょ?」
☆「うん、そうだね」
★「そうだねって・・・」
☆「あのね。進行中だった企画【中野さんのトリセツ。】、10を超える回答をいただいていたんだけど、また一昨日ね、回答をいただいたの。それを読んでね」
★「はい」
☆「今回のリニューアルを決めた」
★「たった一つの意見だけで?」
☆「うん。その回答の言葉はね、おそらくとてもよく真奈美さんのことを知る方が、本当に真奈美さんのことを思って書かれたものだって、伝わってきたんだ。それでね、一晩考えて、決めた。真奈美さんの意見を聞きたかったのだけど、叶わなかったから」
★「あのデータを貴重だと言ってくださっていた方もいたのよ?」
☆「分かってる。あのね、また少し病気の話になるけれど」
★「うん?」
☆「私ね、発病してからずいぶんの間、いわゆる『サトラレ』状態=自分の中の考えすべてが周囲につつぬけになってしまうという状態にあったのね」
★「そんなことありうるの?」
☆「私の病気では、かなり悪化したときにはよく見られる症状なんだよ。それは真奈美さんのHPをやっているときもかなり長いことずっとそうだったの。何かプレッシャーがかかる場面では特にね」
★「そう」
☆「もともと、真奈美さんのデータは、自分のために整理したものを、真奈美さんのことを知りたい方々と共有できたらいいんじゃないかって公開したのが最初だったんだけど、その時点で、私の中ではつつぬけ状態が重なっていて、つまり、HPに出す前にもう他の人と共有はされてしまっている、というような感じだったのね」
★「うーん。ちょっとよく分からないけども」
☆「ここで伝えたいのは、私が、情報の共有というものに対して、少し普通の人の感覚と異なった状態だった、ということなの」
★「ふむ」
☆「自分のことがつつぬけになっている状態ってね、とてもしんどいんだよ。心には言葉にする前にいろいろなことが浮かぶからね」
★「正直、経験しないと分からないと思うけれど、そうかもしれないわね」
☆「真奈美さんのデータもね、真奈美さんにとっては、自分のことが常に公開されていて閲覧可能な状態=つつぬけになっているような感覚を起こさせてしまったんじゃないかなって。シャイな人だから、余計にしんどかったかもしれないって」
★「恥ずかしいという気持ちは、確かにあったかもしれないわね。でも最初はHPを喜んでくれていたんでしょう?」
☆「うん。何をどう喜んでくださっていたのか分からないけどね。でも今は重荷でしかなかったのかもしれない」
★「そうなの?」
☆「中野さんのDATAページも中野さんCalendarも、真奈美さんがこんなに素晴らしい成果を上げている選手だって、知らせたかった気持ちが形になったものだった。真奈美さんのサッカーでの歩みが、私の誇りでもあった。でもね、今は少しでも真奈美さんの気持ちを楽にしたいの」
★「タイトルも変えたのね」
☆「うん。『Enjoy her football』って、トップページに置いていた真奈美さんの画像に載せてあった言葉で、本来『her』は真奈美さんを指していたんだけど、その言葉を作業しているとき、ああ、『her』って複数形でも同じ形だよなぁって思ってた。今回、HPのタイトルを『Enjoy her football』にしたのは、その複数形の方をとって『彼女たちのサッカーを楽しめ』、つまり、女子サッカーを楽しみましょうっていう意味として使っているつもりだよ(追記:すみません、英語におけるherの複数形はtheirでした。何語かと間違えていたみたいです。でもこのままでいきます笑)」
★「『中野真奈美さんのこと。』は、終わったのね」
☆「そうだね」
★「これでいいの?」
☆「真奈美さんを守るためだから」
★「HPは最初、真奈美さんをネットの中の情報から守るために始めたものだったのに?」
☆「その目的は当初、ちゃんと達成されたし、あのときとは状況が違うから。もう8年目だもの」
★「真奈美さんが選手でいる間は続けるものだと思ってたわ」
☆「私もそのつもりだった。どんな障害があったとしても、頑張ろうって。でもね、さっきも言ったけど、いただいた回答の言葉は、本当に真奈美さんを大事にしたい気持ちが込められていたんだよ。私よりもこの方のほうが真奈美さんのことをよく知っていて、大事に考えている、と思ったの」
★「今までも、あらぬ妄想から衝動的にHPを消したり、潜伏させたり、真奈美さんから離れようとしてきたけれど、それはみんな病気からくる判断の誤り、誤った自己卑下だったわよね」
☆「今回は違うよ。今の私は、真奈美さんのおかげでここまで回復して、落ち着いて判断できてる。もちろん、自分が渾身を込めてやってきたことを断念したのだから、葛藤がないわけじゃないよ。でも、今でも、真奈美さんの残してきた記録や歩みは私の誇りで、それはこれからもずっと変わらない。真奈美さんにとっても、自分の歩みを確認するための材料になってくれたらと思ってた。でも、今はただ本当に真奈美さんの心の負担を減らしたいの。この場所も、また潜伏をかけたから、しばらくしたら検索からは外れていくよ」
★「真奈美さんの応援は続けるの?」
☆「もちろん。でもどういう行動に表していくかはまだ決めていない」
★「今回の一連の動きは、あなたが真奈美さんから離れたように周囲からは受け取られるわよ? 今が真奈美さんにとって大事なときだって分かってるわよね? 今こそ動いちゃいけなかったんじゃないの?」
☆「うん。それも全部、よく考えた。確かに、目に見える部分では真奈美さんからは離れてしまう。でも私の気持ちが変わるわけではないもの。オモイデだっていてくれるし」
★「・・・」
☆「驚かせてごめんね。私、選手のファンやサポーターとしては失格かもしれないね。でも真奈美さんのことが本当に好きなの。真奈美さんがいちばん望む形で応援したい。それはもしかしたら、私が真奈美さんの目の前から永遠に消えることかもしれない。でもそれが私にできる真奈美さんへのいちばんの応援の形なのだとしたら、それも受け入れられるよ」
★「それは少し病気が入っている気がするわ」
☆「そうかな? 神さまに頼んでいるから。真奈美さんがいちばん幸せになるように私の運命を決めてくださいって」
★「あなたの意志は?」
☆「それを自分の意志として進むから、運命なんだよ。もうすでに、真奈美さんとの出会いは私にとって運命だった。そうでなければここまで来られなかった。簡単にどうにかできるものじゃないし、あらかじめ想定できるものでもないと思うの、運命って。だから運命の力を信じてくよ」
★「そう。また真奈美さんの話をしにきてくれる?」
☆「うん。そのときが来たらね。あ、HPから外した中野さんのDATAページと中野さんCalendarは、今、オーブンで焼いて調理中なんだよ。後で持ってくるから、オモイデが食べてね」
★「あら、美味しそうね。私の食べ物としては最上級な素材だわ。楽しみにしてる。mymula?」
☆「なに?」
★「大丈夫ね?」
☆「うん。大丈夫だよ。ありがと」


2019.4.2
☆「オモイデ」(ばふっと以下略)
★「んー。何? 私眠いんだけど」
☆「起きてー。聞いてー」
★「はいはい・・・」
☆「あのね、たくさんチャンスあったんだけどね」
★「ん? 30日の試合の話?」
☆「うん」
★「あなたの中にも、あなたが撮った写真の中にも、真奈美さんがたくさんリスタートのボールを蹴ってるシーンが残っているわね」
☆「うん。どれもいいボールだったんだよ」
★「でも決まらなかったのは確かね」
☆「うん」
★「あのね、そうだ、この話をしましょう。この間、私が自分で自分のことをさかのぼった話をしたけども」
☆「うん? そうね、してたね」
★「真奈美さんが仙台に移籍したとき」
☆「仙台? 2015年?」
★「そう。あの頃、最初、全然監督から信頼されてなかったわよね」
☆「ん?? うん。あー、それでいちばん思い出すのは、シーズン前のトレーニングマッチのときにね」
★「『お前のポテンシャルが高いのは分かった。でもここは湯郷じゃない、走れ』」
☆「!! すごいね、その言葉、私、その約2年後に監督が退任することになったときの一度しか言わなかったのに、よくそんなの出てくるね」
★「あなたの中で印象が強かったからでしょ?笑」
☆「ずっと黙ってたから、念がこもったのかも。笑」
★「いや、その内容というよりもね、あのときは監督に信頼されてなかった、最初の数試合は最後に交代することも多かったのを、真奈美さん、自分のプレーで信頼を掴んで、チームのためにとても貢献して、ポジションを不動にしたし、その年アシスト王にもなったでしょ」
☆「うん!」
★「でも、長野でもステラでも、監督には最初から信頼されてるわよね。常にその信頼や期待に応える形になってる」
☆「うん。それ、すごく大事っていうか、嬉しいことじゃない?」
★「あなた、この前、【写真MEMO】に書いたばかりじゃない。真奈美さんは期待されると全力で裏切ろうとするので期待しないでくださいって」
☆「あ・・・いや、あれはね、ほんとにいい方向にも思いっきり裏切ろうとするので・・・。でも、試合でここで決めるしかないというときに、過たず期待に応えてるときだって何度もあるよ!」
★「それは私の中にも残ってる。ただ、基本的に人の期待に応えるのが苦手だとすると、ずっと真奈美さんにとっては意外と正念場が続いているのかもしれないなって」
☆「んー。そうか〜」
★「そういう真奈美さんをどう応援してくか、よく考えて物言いなさいね」
☆「うんー」
★「ピッチの上では、まだ少し元気がないようよね」
☆「それは真奈美さんに限らず。。あのね、初期の頃はカテゴリーが違っていたのでよく知らないんだけど、私が知ってからのステラのボランチで個人的に印象が強いのは、尾山沙希選手と川島はるな選手と言うの。二人とも、すごくチームのために走れる人で、いつも落ち着いてて、ピンチの芽を摘んでチャンスに変えられる人だったんだ、って、はるな選手は今もいるけど」
★「そう」
☆「特に尾山選手は前の背番号9の人だし、そういう人と比べられたらしんどいよなと思う。。」
★「あのね。あなたがどれほどそのお二人を買ってるか知りませんけどね! 真奈美さんのこと本気で応援する気あるの?」
☆「あるよ! 何言ってるの。真奈美さんには真奈美さんの良さがあるもん」
★「じゃ、真奈美さんのいいところは?」
☆「見た目によらず試合経験があること」
★「それから?」
☆「チャンスを作り出すときの一瞬の意外なアイディアと、それを可能にするテクニック」
★「それから?」
☆「消えている時間もあるけど、それがあるからこそ、出現したときに威力があること。場面において適切なCKやFKが正確に蹴れること。ボールに対する瞬発力・・・」
★「あなたがあげたお二人とは、ずいぶん違うタイプね。しかも、粘り強い奮闘ぶりが評価される女子サッカーの世界の中では、真奈美さんはちょっと特殊かもしれない」
☆「うん。そう思う。真奈美さんが今、どういう選手になりたいと思っているのかは分からないけれどね。今までの印象をまとめちゃうとそんな感じ」
★「戦術眼が優れているっていうこともどこかの新聞に書いてあったわね」
☆「うん。そこまでは、チームを外側からしか観ていない私には分からないけれど・・・。おそらく試合経験から来る、対戦相手に対してチームがどうしていったらいいかを判断する力があるってことなのかな?」
★「試合には必ずしも見えてないところで、能力を発揮している可能性があるってこと?」
☆「うーん。それは本当に分からないし、メディアに公表でもされないかぎり、私の立場では永遠に分からない。でもそれはそれでいいんだと思うよ。多分、監督やチームの皆さんとの話し合いの中でのことなんだし、そういうのも選手の能力の一つかもしれないから」
★「長野以来、ピッチの真ん中に置かれるのは、そういう能力を買われてのことかもしれないわね」
☆「かなぁ。あのね、ピッチの真ん中に置かれる、ということと、いわゆる守備にも目を配りつつボールを前線に送っていくボランチの役割、というのとは、もしかして若干ずれてるんじゃないかって気がしてきた。最近はポジションのみを示すセンターハーフっていう言葉もあるけど、、真ん中にいる真奈美さんを長野の途中からしばらく観てきてね・・・」
★「ふーん」
☆「真奈美さんは、真奈美さんの、真ん中にいるやり方を、チームの中で実現していけばいいんだと思うの。だからこそ、前職のお二人のことも話したんだよ」
★「チームの中で、ってそれが重要ね」
☆「うん。私ね、期待しているっていうのとはちょっと違うんだけど、、前めのみんなが自由に動き回る、ステラの楽しいサッカーに真奈美さんがどんなふうなアイディアをチームの一員として加えてくか、楽しみにしてるんだ」
★「攻撃はそれでいいだろうけど、守備については?笑」
☆「守備も大事だよ! ただ、新入団会見で自分で言っていたとおり、真奈美さんは攻撃の選手なので、ということはイコール守備の訓練が十分積まれていないので、守備の皆さんとの連携が大事と言ってもいいかもしれない」
★「その訓練、積まなくていいの?」
☆「んー。。。積んでると思うよ〜、真ん中に入るようになってからは。でも守備するよりその瞬間、この先どうするかを考えてることが多いように見える」
★「攻守が頻繁に切り替わるサッカーでは、どっちも大事かもしれないけれどね・・・」
☆「守備に関しては、今季の皆さんを信頼しているよ」
★「世の中には、『全員守備、全員攻撃』って言葉もあるって聞くけど」
☆「もちろん全員オールマイティなら言うにこしたことはないよ! でも選手それぞれに個性があるんだから。同時に長所も短所もある。特に長所は、短所をもってして活きてることが多いと思う。それはサッカーに限った話じゃないよ」
★「そういう選手を采配するのが監督ってことね」
☆「そう思う。監督への期待ももちろんあるけど、選手間で調整する能力も、きっとステラにはあるよ。前線が自由に動けるのは、お互いのプレーへの信頼があるからだと思ってるし、それは真奈美さんが入る前からそう思ってきた。私はそういうサッカー語でしか通じないような瞬間を試合で観るのが好き!」
★「あなたの趣味は聞いてないわよ」
☆「もう。真奈美さんのことしか頭にないんだから・・・」
★「しょうがないでしょ!! 私はあなたの中の真奈美さんの思い出なんだから! 無理言わないで」
☆「ごめん、悪かった」
★「でも、前の試合では、真奈美さんがたくさんボールに関わっていたからか、あなたの中の真奈美さんの思い出もたくさんたまって、私は幸せな気持ちだったわよ」
☆「うん! 私も真奈美さんのプレーがこんなふうに観られていること、とても幸せだった。真奈美さんの身体から出てるサッカーの声が私、本当に好きなの」
★「そのサッカーの声とやらね、空耳くらいだけど、いいプレーをしたときにはちょっと聞こえるようになってきたわ」
☆「ほんと!? 改めてね、真奈美さんは、選手として、私にとって最高の贈り物をくれたんだと思う。ステラに来てくれたことで」
★「そう思うわ。試合前の2チームのアンセムが混じったとき、あなた真奈美さんのことずっと観て歌いながら泣いてたわね。あれ、長野を離れて悲しいという気持ちだけじゃなく、真奈美さんがここまで連れてきてくれた今の体調と環境に感謝する気持ちも同時にあったんじゃないかしら。だから今を大事にね。それから、あなたがいろいろ頭の中で考えたくなるのも分かるけども、あなたが仙台の監督の真奈美さんへの叱咤をずっと黙っていたように、言葉にするばかりが応援じゃないのよ。真奈美さんやチームの皆さんができるだけ楽しくプレーできるような行動をしてよね」
☆「はい」
★「あと今回の【写真MEMO】が長すぎるって声が私にまで聞こえてきてるんだけど?」
☆「あ・・・いつもは情報整理を全部し終わってから、自分へのご褒美的な意味で自己満足の【写真MEMO】を更新してきたから、それまでにだいたい頭の中を整理できてたんだけど、、今回は楽しいと思えることから先にする〜って思って、、だからちょっと頭の整理が足りないまま書いたらものすごく長くなっちゃった」
★「あまり読んでくださる方々を意味なく疲れさせないでね」
☆「はい」
★「じゃ、寝るわ。頼むからしばらく寝させて。春って眠い」
☆「うん、分かった。おやすみ」


2019.3.29
☆「オモイデ」(ばふっと抱きつく)
★「はい、素敵な掘り出し物があったから来ると思ってたわ」
☆「そう! 真奈美さんが出身の、北海道の北斗市の方じゃないかと思うんだけどね、北斗市出身のなでしこジャパンの選手を紹介するという形で動画を作ってくださったのを見つけたの! 今年の3月上旬に投稿されたものなんだよ」
★「これね。
【動画】なでしこジャパン/中野真奈美(YouTube・北斗市の四季)
https://www.youtube.com/watch?v=ozrO-R-JFsY

代表に選ばれた当時の北海道新聞の記事も載せてくださっていて、とても貴重ね」
☆「うん。代表のときの得点シーンや、2014年に湯郷ベルで出場したIWCC(国際女子サッカークラブ選手権)の初戦、真奈美さんが大活躍だった美作でのメルボルン・ビクトリーとの試合動画も入れてくださってる」
★「それで? なんでそれで落ち込むの?」
☆「2014年の頃の真奈美さんとは、ほんの少しはお話できる状態にあったけど、『真奈美さん』なんて呼んでいい感じじゃなかったな、とても遠い人だったなって。それは、本当は今も変わらないんだろうなって、思って」
★「そう? 私が自分の存在に気づいたときよりだいぶ前の話だからかもしれないけれど、2014年当時の思い出からすると、今は比べ物にならないほど近くなってると思うわよ? あなたの中の真奈美さんの思い出を取り出すときの、真奈美さんの大きさがそもそも全然違うもの」
☆「そうなの?」
★「昔のあなたの思い出の中の真奈美さんは、だいたい高さ5cmくらいしかない笑。今は、ごくたまにだけど等身大のときだってあるんだから。そういうこと、全然自覚ないのねぇ」
☆「そうか。。」
★「あのね、あんまり意味なく落ち込まないでちょうだい。私が円形脱毛症にでもなったらあなたのせいよ?」
☆「え!? ごめん、オモイデ。。大事にするから。。」
★「私じゃなくて、真奈美さんの思い出を大事にして」
☆「はい」
★「あなた、もしかして体調があまり良くないんじゃない? まぁ毎年この季節は、梅雨に入るまでは気をつけた方がいいんだけれど」
☆「あ、そうなのかな、、なんか忙しくて体調に気を配ってる余裕なくて。確かに疲れてはいるんだけど、真奈美さんに会えているのが嬉しくて、なんかこう、力が湧いてくるのよ」
★「今年の、いちばんキツイはずの桜の開花日も、真奈美さんが見事なゴールをしてくれて、無事に通り抜けられちゃったわね」
☆「うん。ほんと、毎年沈没しているのに、あの日は真奈美さんのゴールが全部吹っ飛ばしてくれた。。かえってハイになっちゃって」
★「そうやって守ってもらってるのよ。真奈美さんが意図しようとしまいと。感謝しなさい」
☆「うん。そうだね、感謝はもちろんなんだけど、ちょっと、本当に体調、気をつける」
★「ゆっくり、今起こっていることを感じる時間も大切よ」
☆「はい」
★「そう言えば、動画に載っていた記事の中で、(帰省したときに)『海を見つめると心が落ち着く』って書いてあったわね」
☆「うん。その記事、真奈美さんが話すスタイルの文章で書かれてあってね、それもすごく嬉しかったんだけど、海ね、一度函館に行ったときに、あらかじめ真奈美さんに出身の小学校2つと中学校を教えてもらっていてね、そこにも行ったんだ。そのとき、最初の小学校の裏手に回ったら、いきなり海だったの!」
★「私の中にも、その光景残ってるわ」
☆「あれは驚いたなぁ。。真奈美さんがいつも帰省して見ている海とは違うと思うんだけど、何かとてもね、静かで、本当に心が落ち着く気がしたんだ」
★「またいつか行けるといいわね」
☆「うん! あ、そういえば北海道の真奈美さんファンのお友達が教えてくれたことがあったの、真奈美さんのゴールのことで」
★「その話もあったわね」
☆「今季第1節のあのゴールが決まったことで、真奈美さんは2005年にリーグ加入して以来、15年間、連続でゴールしたことになるんだって。お友達が『スゴイ』を連発してた」
★「真奈美さん、リーグもう15年目なのね」
☆「ね!」
★「あまりそういうふうに見えないわね」
☆「ね!笑」
★「さて、次節は長野戦ね」
☆「うん。長野の皆さんにも3月上旬にお手紙書けたし(→【長野の皆さまへ】)、お会いできるのが楽しみ。他にもお会いする約束している人が何人もいて、ほんと楽しみ。あ! 横断幕を引き取らせていただかなくちゃ!!」
★「それそれ、忘れないでね」
☆「応援団の皆さんのところにご挨拶には必ず行くから、大丈夫、と、思う」
★「はい、気をつけていってらっしゃい」


2019.3.23
☆「オモイデ!」(ばふっと以下略)
★「作業お疲れさま。真奈美さんの記憶もいろいろなところからたまったわよ。文字でもたくさんね」
☆「うん。ありがと。真奈美さんね」
★「すごいゴールだったわねぇ!」
☆「ね!! 右CKからの直接。私、あれは田中陽子選手にしかできないんだと思ってたよ!」
★「だから〜、私の中にはあなたの中の真奈美さんの記憶しかないんだってば」
☆「あ、そうだった、ごめん。真奈美さんのキックの精度が証明されたみたいで嬉しかった♪」
★「ほんとにね」
☆「あのね、ステラでは試合後に、選手の皆さんとハイタッチできる時間が今年もあるの」
★「そう」
☆「たーくさんの人が並んでいたから、私もいいかなって思って、、並んだの」
★「真奈美さんとハイタッチしたかったんでしょう?」
☆「うん。。とても記念な日だし」
★「そこで、まさかの、真奈美さんとだけハイタッチできないっていうね!!笑」
☆「笑わないでよ! すごい落ち込んだんだから。真奈美さん、チームのいちばん後ろ、大野選手の後ろで、ももちゃんの手前にいたのね、ハイタッチ始まる前に遠目からそれだけ確認してて。でも、私がそこに到達したときには真奈美さん、いなかった涙。あ、ちなみに試合中に負傷した大賀理紗子選手もいなかったけどね」
★「真奈美さんはインタビューか何か受けていたんじゃないの?」
☆「そうかな。。多分。でも神さまはハイタッチさせてくれなかったんだなって」
★「そこで神さま持ち出すの?」
☆「だって。。でもね! ハイタッチ勇気出して行ってよかった!! 真奈美さんの移籍後、ずっとチームをできるだけ見守ってきて、選手の皆さんのこともお一人につき少しずつだけど分かる状態で、こうして無事に開幕戦を迎えられたことが、皆さんとハイタッチしてて、すごく感慨深くて、本当に嬉しくて、始まって数人でもう泣きそうだった。真奈美さんとできなかったのは運命なんだよね、きっと」
★「でもあなた、そこで挫折せずに頑張って出待ちしたじゃない」
☆「うん。今日は記念だから、絶対、ちゃんと、会いたくて、、」
★「ハイタッチもしてもらったし。ユニにどーんとサインもいただいたし」
☆「うん。呼び止めて、無理言って、ハイタッチしてもらってもいいですか?って」
★「真奈美さん、何だかとても疲れて見えたわね」
☆「きっと、あんまり得意じゃないインタビューたくさん受けて、本当に疲れてたんだろうと思う」
★「インタビュー、どの映像観ても、とても緊張した顔に見えたし」
☆「うん。真奈美さん、頑張ったんだよ、きっとすごく」
★「それで、サインのために貸していただいたペンが水性だったんだって?笑」
☆「出待ちとか100%考えてなかったから、、ペン持ってなくて、、。水性だったことが分かったときはものすごく落ち込んだ。応援団の方には、それむしろ笑える、またサインもらえるじゃないですか、って慰めていただいたんだけど、それでも立ち直れなくて。。でもね!! ああ、このサインも消えちゃうんだなって、写真撮影だけして、泣きそうになりながら洗濯してみたら、サイン落ちなかったの!!」
★「あら、ふふ、よかったじゃない」
☆「手洗いだけど、ちゃんと洗ったんだよ!?」
★「サインが消えたくなかったのよ」
☆「ん?」
★「そういうことにしておきなさい」
☆「。。。」
★「今シーズンの間だけ保てばいいんじゃない? ところで、もう次の試合が来るんでしょ?」
☆「うん。切り替えなくちゃね!」
★「はい、いってらっしゃい」


2019.3.17
☆「オモイデ!」(ばふっと以下略)
★「はいな」
☆「えーと、真奈美さんについてはね。。」
★「選手の皆さんでチラシの配布をしたことね」
☆「うんうん、真奈美さんが担当したのは相武台下駅だよ! 私がいつもNFPに行くときに使っている駅。嬉しいなぁ♪」
★「あとポスター配布も?」
☆「うん、ステラサポさんが教えてくださったの、その近くのセブンイレブンに、真奈美さんと、一緒に回ってくれてた和田奈央子選手が、ポスターをはっていただけるようにお願いしにきたんだって!」
★「皆さん、頑張ったのね」
☆「そのセブンイレブン、いつか行くんだ!!」
★「はいはい」
☆「それで嬉しくなってね、私も何かしたい! って思ってね!!!」
★「それでできたのが、あの【試合情報2019】のページなのね。。」
☆「うんー。今年はやらないことにしようと思っていたんだけど、、自分がやり慣れてきたことを、今年もバージョンアップしてやろうって思ってね」
★「バージョンアップしたのは見た目だけだけど!」
☆「そうよね、、中身は多分、昨年のものの方が充実していたと思うけど、今年は楽しく見えるのが目標なの」
★「それであの自己満足な動画ができたわけね。。」
☆「・・・」
★「いや、責めてないわよ?」
☆「自分のね、モチベーションを上げるために作ったの、あの動画は。。」
★「作ることで上がるモチベーション、ってのがあるの?」
☆「あるの。作るときの作業過程でモチベーションが上がったのよ!」
★「まぁ、いいけど」
☆「試合の宣伝も兼ねてるからね、両チームまたその周辺メディアからはいろいろ情報をお借りしました」
★「まったく、まぁ派手にお借りしたこと」
☆「ツイッターにしても、Instagramにしてもね、やっていらっしゃる方ばかりじゃないから。そういう方にも見える形にしたかったんだ。相手チームのものは特に観る方、少ないと思うし」
★「そうね。SNSを過信するのは良くないとは思うわ。ついでに言うならネットもね」
☆「Instagramは、埋め込みAPIを2020年には廃止することになっているらしいので、本当に今年だけできる荒業なんだけども」
★「ツイッターにしても画像で真奈美さんを見かけるし、今は、完全にビジュアル先行の時代なのね」
☆「そうだね、文字はなかなか読んでもらいにくいのかなと思ってる」
★「伝え方によるんじゃないの?」
☆「そうだね、読むときの使い勝手と言うか、インターフェイスの問題かもしれない」
★「難しいことは分からないけど、昨年は途中で挫折したところも多かったから、今年は最後までやりきれるといいわね」
☆「そうねー。試合を観ていきながらどこまで並行して作業できるかな」
★「試合観戦が第一ですからね」
☆「はい」
★「そう言えばあなた、真奈美さんの働いているお店に」
☆「あ! その話はいいの! 結局会えなかったし、またいつか」
★「オモイデ、私にくださいな」
☆「自信ない・・・」
★「あら」
☆「勇気使い果たした笑」
★「そんなこと言ってないで、また貯めなさい! あ、それより!」
☆「そうそう! うちのHPのbbsに、真奈美さんの選手としての中学時代の頃をよくご存知の方がいらしてくださって!!」
★「いただいた中学時代のオモイデ、私の中に大事にちゃんとたまったわよ」
☆「本当に、そんな方に見ていただけていたなんて、私、ぐちゃぐちゃな精神状態でやってきたから、恥ずかしくて申し訳なくて」
★「真奈美さんのことを気にかけてくださっている方は、そんなふうにいてくださるのよね」
☆「少しでも、そういう方に、今の真奈美さんのこと伝えられたらなって思う。でも、いつ何をどう伝えるかって私の頭には判断が難しいんだ」
★「急にそばにいられるようになったから、判断基準も今までとは変わってきたわね」
☆「うん。。それに、ステラやリーグの出すものを、ぜひ直接、観ていただきたい気持ちも大きくて。。でも、それぞれ、いちばんいいときに肝心な情報を出せるように、頑張ってこうと思う」
★「その方も中学時代のことを仰っていらしたけど、真奈美さん筋金入りのシャイなんだから、そういう気持ちも大事にしてあげてね」
☆「うん。今ね、全然不安じゃないの。だから、無理して真奈美さんに(ここから)話しかけたり、そばに行かなくても、見守っていられればそれで十分かなって思ってるから。真奈美さんに余計な負担かけないように」
★「横断幕も出来上がってきたし、いよいよね」
☆「横断幕ね、、ステラサポの方に伺って、そのとおりの大きさで作ったんだけど、ものすごくでかい。。やっぱりステラの幕は遠目から見ていたとおり大きかったんだなって。。」
★「ははは」
☆「長野でも、大きい人のはずいぶん大きくて、真奈美さんのはいちばん小さい方だったから、横断幕の基準はこっちなんだと思うんだけどね」
★「湯郷の頃から比べると、だんだん大きくなってるわよね笑」
☆「もうほんとそのたびに恥ずかしいんだけど、、いいの、頑張る、ちゃんとはれるスペースがあるときははる!」
★「それもまぁ自己満足だけれど、真奈美さんに安心してもらえるといいわね」
☆「うん、ああ、また凝りもせずあるなって思ってもらえたらそれでいいの」
★「はい、あと4日!」


2019.3.11
☆「オモイデ!」(ばふっと抱きつく)
★「はいはい」
☆「ステラの会員グッズが届いた!!」
★「あらそう」
☆「会員証でしょ、今年のピンバッジでしょ、黒くて渋いチケットホルダーでしょ、ステラの楽しいステッカー各種でしょ、それからね、会報誌のStella Press vol.13!」
★「Stella Pressがちょっと気になる。私の中にはあなたが見た真奈美さんに関する部分しか残らないから」
☆「ふふふー」
★「新入団の皆さんの中に真奈美さんがいるのはいいとして?」
☆「実はチームの中でね、國武愛美選手だけ、私、情報が足りない状態だったの。でね、4ページ目のClose Up Interviewというコーナーが、ちょうど國武選手だった! それでルンルンしながら読んでたら、真奈美さんのことも話してくれてた♪」
★「その内容は残ってるわよ、あなたの嬉しい気持ちも」
☆「会員報だから、、具体的な内容は内緒ね!」
★「あら」
☆「だってー。でも、ほんと他の選手の方々とのところも含めて、ああいうふうに感じてくれたの、嬉しかったなぁ」
★「会報誌には、田中陽子選手が他己紹介で真奈美さんを紹介してくれてたところもあったわね」
☆「うんうん。真奈美さんのキャッチフレーズもらしくて笑ったけど、第一印象で真奈美さんの××に触れてくれたのが嬉しかった!」
★「そこも伏せるの?笑笑」
☆「大事なとこだもん。私が大好きなとこだもん」
★「けち」
☆「けちでーす! あ、でもこれは言っちゃう、小林海青選手が他己紹介で次の背番号の平田ひかり選手を紹介しているんだけど!!」
★「はい」
☆「また、もう大爆笑した。なんであんな可笑しいの」
★「だから分からないって」
☆「平田選手の第一印象のところで、『本当にうるさい』って書いてあって笑。キャッチフレーズもそれをさらにパワーアップしたようなものになってた!笑笑 好きなプレーは『衝突して捻挫』」
★「だからー、分からない!!」
☆「うーんとね、もう無事に復帰したからいいと思うんだけど、平田選手とね、千葉の交流戦の最終日に少しお話できたの。そのとき平田選手は出場できてなくて、だから多分、その『衝突して捻挫』で負傷中で。でね、少しでも元気になってくれればなって思って、たまたま駐車場で前をお一人で通りかかったところを、清水の舞台から飛び降りるくらいのつもりで話しかけたんだけど、素で本当に元気っていうか、楽しくどんどん話してくれて、すごいその時点での平田選手の状況が(もちろん話しても構わない範囲で)よく分かって、あ、いろいろ大丈夫だこの人は、と思って笑。初対面の私に気さくに話してくれてほんと嬉しかった。新入団選手の会見のときも、平田選手はどんな質問にもすらすら楽しそうに話してて、そういう人だとは思ってたんだけど、海青選手の他己紹介で余計に私の中でのイメージが増幅されて、最高だった」
★「つまりは海青選手も平田選手も可笑しい人なのね」
☆「え。いや、うーん笑、いやいや、単に素敵な人たちなんだよ。他己紹介はどれも面白かったなぁ。保存価値ありよ」
★「そうしているうちに、今日は3月11日だったから、黙祷の時間が来て」
☆「うん。自分の部屋にいた」
★「震災がなかったら、真奈美さんに出会えていなかったかもしれないって思ってたわね」
☆「うん。多分ね、本当にそうなの。あのとき、大きく運命が動いた気がするの。震災後の生家からの引っ越しからしてね」
★「私は気づいたら、今の土地にいたけど」
☆「私が女子サッカー、W杯でのなでしこジャパンに出会ったのは前の家でなんだよ、引っ越すほんのちょっと前のことだった」
★「あら、そうなの」
☆「真奈美さんに出会えたのが、その年の秋」
★「懐かしいわね。この前、ちょっといろいろさかのぼってみたのよ、自分で自分のこと」
☆「面白かった?」
★「なんか真奈美さんの記憶があなたの病気の大変さとごっちゃになってるから、ちょっとつらかった。真奈美さんの元気なプレーや笑顔だけが救いだったわ」
☆「ごめんね。。」
★「まぁ、全部ひっくるめて私だからいいわよ」
☆「黙祷しててね、思ったんだ。ゆっくりでもいいから、私は自分のペースで、震災の記憶を、何度でも塗り直して、バージョンアップしていこうって。ちょっと女子サッカー寄りに言うとね、今年は、東日本大震災による福島の原発事故の応援拠点になっていたJヴィレッジが、完全に機能を再開する年になったんだ」
★「Jヴィレッジって、あなたがずっと行きたがっていた場所ね」
☆「今までは、何度も検討したけど、どうしても移動時間や移動手段や体調などの都合がつかなくて。。対仙台戦のときにちょっと寄り道して訪ねようと思ってる」
★「今年は行けそうなのね」
☆「うん。まだ宿泊先が確定してないけど、行きたい。でも結局、施設の完全な再開時になっちゃって、ほんと、遅すぎるよね。あのね、オモイデの全然知らないことになるけど。。なでしこのサイトの方では、かなり積極的にJヴィレッジ再興の歩みについて、また福島の地元の高校の女子サッカー部についても触れさせていただいてきたけど、実は、ステラも震災の翌年にできたチームでね」
★「2012年ってこと?」
☆「そう。しかもね、その年に、ベガルタ仙台レディース(現マイナビベガルタ仙台レディース)、、真奈美さんが2015年〜2017年途中まで所属していたチームね、そのチームが、東京電力女子サッカー部マリーゼの震災による休部による受け皿となって、2月に発足するのね」
★「ってことは、ベガルタはマリーゼからの選手を多く受け入れたのね」
☆「そう。選手は、ほとんどがベガルタに加入してる。でもね、当時マリーゼの監督だった菅野将晃氏は、仙台には行かなかったの。そして、同じ2月にノジマステラ神奈川(発足当時のチーム名)が発足して、菅野さんは、そこの監督になるの」
★「選手は仙台に、監督はノジマステラに?」
☆「そう。詳しい経緯は分からないけれど、東京電力の直下にあった東電マリーゼのメンバーを、スタッフ含めて揃えた形にはしにくかったんじゃないかと勝手に想像してる」
★「ふむ」
☆「ノジマステラは、菅野監督が初代監督をつとめられたという点でも、震災の影響によって生まれたチームだと言えるんだなって。私はこれまで、ステラの創設と震災は、時期的に重なったとだけ、そこに菅野さんがいらしたのだとだけ、あえて突っ込まずにそう思ってきたけど、今のステラには、Jヴィレッジが活動拠点だったJFAアカデミー福島出身の選手も複数在籍しているし(JFAアカデミー福島は、現時点では女子の拠点はまだ静岡県裾野市)、震災によって生まれた”小さな光”を受け継いで育てていこうという意志を、選手の方々が受け継いでいることを、今年初めて、選手の皆さん、特にキャプテンの石田みなみ選手のツイートで知ったんだ」
★「それは、大事なことを知ったわね」
☆「うん。今季からは監督もかわられたけれど、そういうチーム創設時の想いを知ってね、ステラは土地としては相模原で、そこにゆっくり根を張っていってるわけだけど、根を張る力がそういう想いによって強くなるかもなって思った。たとえそのことを滅多に口にしなかったとしてもね」
★「あなたが真奈美さんに出会った年に震災があったなら、それから8年ね。8年と言うと、震災について、風化させたくないという動きと、こだわりすぎだとする動きと、両方、出てくる時期かもしれないわね」
☆「立場の違う人がそれぞれに言うことだから、ちゃんと聞かないと安易な肯定も否定も難しいけれど。仙台に真奈美さんがいるときに出会ったベガルタサポの方がね、かなり震災の被害の大きな土地にいらした方で、『震災のことを忘れそうになったら、私のことを思い出して』って言ってくれたの。事態としての『震災』は、ともすると掴みどころがないものだけど、彼女のことはいつでも思い出せる。震災のときにボランティアでやったパーソンファインダーの入力作業で、何度も入力した町の名前とかね」
★「そうやってあなたの中の『震災』を、現在とともに更新していくというか、他人事じゃないものにしていくことは可能ね」
☆「うん。あのね、例えば私の病気が19年かかってようやく回復がダメージを上回ってきたことを考えると、まだ8年しか経っていないあの大きな被害がそう簡単に癒えるわけはないと思うんだ。それは、物理的にも、精神的にもね」
★「そうね。。あなた健康体じゃないんだから、まず自分が元気でいて、その土地に関わるときに、ダメージを受けているところに少しでも心を注いでいって、いい思い出を重ねていくことができればいいのかしらね」
☆「オモイデならではの考えだね笑。そうだね、最低限そうでありたいな。そういうことを思ったときにね、少なくともステラは、震災との縁をマイナスに考えずに元気を渡していける存在なんじゃないかなって気がついた。それってもしかするととても稀有なことかもしれない」
★「Jヴィレッジというところが大事な場所なら、再開によって、その土地に新しい現実がどんどん訪れて、新しい思い出や物語が紡がれていくことでも、それまでに傷ついたところが回復していくための力にきっとなるはずよ」
☆「うん。新しい未来を選択する力にもね」
★「リーグの開幕ももうすぐね」
☆「うん。あ、さっき発表になったんだけど、昨年、多くのリーグ1部の試合の映像配信をしてくれていたmycujooが、今年はリーグ2部の全試合とリーグ1部2部のカップ戦全試合、チャレンジリーグの一部は流してくれるのだけど、リーグ1部のリーグ戦については各節2試合だけでしかもYouTubeでの配信になるんだって」
★「よく分からないけど、1部の方が、2部よりも配信対象試合が少ないってこと??」
☆「そう。ちょっと、びっくり。すでに1部ではINAC神戸レオネッサが、自分のチームの全試合を配信するって宣言しているんだけどね、それ以外のチームはどうするのか」
★「あなた、交流戦で真奈美さんの試合を観てるときに、現地観戦をする方々は思ったより試合の映像配信に関心がないことに驚いていたわよね」
☆「うん。。実際、あの後、尋ねてみた方々も、自分が生でご覧になった試合は、映像で観直したりしないって仰ってて。。」
★「あなたは、映像が観られていた頃は、自分が現地で観た試合も、特にゴールシーンのあたりは徹底的に何度も観ていたわよね」
☆「大事だから、そこ。私ね、発病の頃にかなり強烈な幻覚(幻視)を観ていたこともあって、自分の視覚に対して、いまだに自信がないの。映像でちゃんと何度も確かめないと不安で」
★「うーん。ステラは過去の例で言うと、自前で配信していた試合もあったわよね。真奈美さんの2017年の復帰試合がちょうど対ステラでギオンスだった、あれ、確かステラの配信だったでしょう」
☆「うん。すごく嬉しかったからよく覚えてる。現地にももちろん行ったけど、復帰の瞬間を何度も映像で観たし、ステラにはとても感謝した」
★「現地で観る人が多いことはリーグやチームの繁栄のためにとても大事なのだけれど、そのことと情報として映像が残ることとはまったく別の価値基準のことだと思うけれどね」
☆「情報が残るというのは、女子サッカーにおける物語化を進める上でとても大事だと思うの。手がかりが少なければ少ないほど起こったことが消えていってしまう。それに、遠方だったり、経済的なこと時間的なことで会場に来られない方々が、女子サッカーから離れてしまわないことを祈ってる。。」
★「今年はW杯イヤーだそうだから、女子サッカーの全体的な話で言えば、なでしこジャパンの試合は確実に放映されるでしょうけれど」
☆「今、配信日程が出てるの前半戦とカップ戦だけだから、なでしこジャパンの結果によっても、後半戦の放映状況が変わってくる可能性があるかもしれない」
★「リーグと代表は両輪でしょうから、うまく進むといいわね」
☆「そうだね。リーグは動画撮影が禁止だから、配信のない試合は、レポートしてくださる方々のツイートや記事か、公式記録から推測するしか」
★「ちょっと待って、私、もう限界」
☆「ん? 大丈夫?」
★「真奈美さんが出てくることなら、いくらでも相手できるんだけど、それ以外は基本的に容量が少ないのよ」
☆「ごめん、思わずいろんなこと話しちゃった。気をつける」
★「眠るわね」
☆「うん、今日もありがとう、おやすみ」


2019.2.20
☆「オモイデ! ただいま!」(ばふっと抱きつく)
★「おかえり。ここに来るの遅かったわね」
☆「ごめんー。いろいろあった」
★「今年は交流戦、行かれてよかったわね」
☆「ほんと! ほんとだよー!! 本当に幸せな4日間だった」
★「他のチームと違わず、ステラもずいぶんいろいろな組み合わせだったようね」
☆「そうだね〜♪」
★「なんで、♪、なの?」
☆「いろいろな可能性を感じられたからかな、ステラの皆さんのプレーをだいぶゆっくり観られたしね! 私が勝手にステラらしいプレーだと思っているようなものも観られたし! それがすごく嬉しかったかな」
★「皆さん、お元気だった? 対戦相手の方々も?」
☆「うんうん。他チームの方々は自分の目で全部チェックできたわけじゃないけど、ステラの方々も真奈美さんが元いたチームの方々も、ツイッター等のSNSで写真入りでつぶやいてくださっていたしね! 真奈美さんと一緒の写真もあって、嬉しかったなぁ。ステラのモバイルサイトでね、広報のカメラを借りて?選手の方々が写した写真もあったんだけど、大野選手が写した真奈美さんが可愛かった!」
★「はいはい。話がそれてる」
☆「あ、選手の方々はね、仙台の方も、長野の方も、長野から埼玉にいらした方、ステラから韓国にいらした方のプレーも拝見できて!」
★「交流戦の醍醐味ね」
☆「あ、各チームのサポーターの皆さんにもね、実は、2日目の午後に会う予定だったお友達以外のことは、まったく想像していなくて(その余裕がなくて)、遥かにたくさんの方々にお目にかかれて、少しお話をできた方々もいて、すごく嬉しかったよ〜♪」
★「真奈美さんがゴールしたときに、一緒に喜んでくださったステラサポの方々もいらしたわね」
☆「そう!! 真奈美さんが決めた2点のうち、対埼玉の1点目はね、この日大活躍だった大野選手のシュートのこぼれ球だったから、、真奈美さんも(いいところに詰めているのは真奈美さんの強みだからこれでいいのだけど)これ、私が決めちゃっても、、?って感じだったけど笑、対KSPOの直接FKは、本当に見事で」
★「あなた叫んでるし・・・」
☆「ほんと恥ずかしいよね汗。それで顔を上げたら、近くにいらしたステラサポの方が、いちばん後ろにいた私に向かって、やったね!ってガッツポーズしてくださって。本当にどっちも嬉しさメーター振り切っちゃったよ〜!」
★「真奈美さんの直接FKが決まるのを目の前で見るのが、あなたの夢だったものね」
☆「うん。きれいに決まるのを観るのは、2010年のかな、なでしこTVの過去映像の中でだった。仙台のときも一度決まってるんだけど、相手チームの作っていた壁にあたってそれが入ったやつで、それも直接観てはいなかったから」
★「また夢叶えてもらっちゃって」
☆「うん」
★「真奈美さんは、真奈美さんにしかできないやり方で、あなたに幸せをくれるわね」
☆「本当。真奈美さんもね、楽しそうに見えてて、それもすごく嬉しいの。それにねー、交流戦で改めて、ステラのサッカー、やっぱり楽しそうだよな? って思ってね。基本、面白い?人たちだと思ってるんだけど」
★「交流戦後に、ステラサポのお一人に、昨年の皇后杯のときのTRMの話をしてたわよね」
☆「そうそう、あのTRMのときは長野の人間だったから、誰にも言わなかったしどこにも書かなかったんだけど。NFPでの長野とのTRMね、皇后杯の期間だったんで、最後にPK戦をやったんだよね。それが、GKの順番になっても延々終わらなくて笑(真奈美さんも1本目決まらなかったし笑)。もうよーーうやっと決まって、ステラが勝ったときにね、ステラの人たちが大喜びしてて。それ観てたら私笑っちゃって。喜ぶ練習?笑 いや、なんか、可笑しくて。そのときにね、ステラ楽しそうって思ったんだ」
★「まさか、自分が応援するチームになるとはね!」
☆「ほんとだよ!!笑」
★「そうそう、それで、今日は見せてくれるものあるんでしょ?」
☆「うん。触ると大きくなるよ」

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

★「・・・全員分、なくない?」
☆「あ・・・それは諸事情で・・・。皆さんを撮るって決めたのがちょっと遅くて。あとカメラのバッテリーの関係とか・・・」
★「それに、真奈美さんが9番じゃないじゃない」
☆「そ、それも諸事情で・・・」
★「ついでに真奈美さんがあんまりうまく撮れてない」
☆「あー、そこ突っ込まないで! 久しぶりに真奈美さん以外の方をたくさん写したのでそのプレッシャーで。。ほんと他にもうまく撮れてない方がいて、申し訳ないです。。」
★「まだバカチョンカメラだから、相変わらずピントもね。。トリミングすらしてないし」
☆「うんー、トリミングすれば、肝心な部分がきれいに見えるんだろうけど、落ちちゃう何かがある気がして」
★「ざーっと見た感じ、とりあえずボールと一緒に撮ってみました、みたいな?」
☆「うん、そう。だからオフ・ザ・ボールの場面はほぼ写してない。今回たまたま気に入ったので入ってるのもあるけど。でもねー、本当に撮りたいのは、その選手の方らしいプレーや動きなので、次はそれを目指したいかな〜。私がそれぞれの選手の方に対して思っている感じが、果たして写真に撮れるものなのか、分からないんだけど」
★「こう、ゴールして皆さんが笑顔で喜んでる写真とか、試合の合間に素敵な表情してるとか、そういうのないの?」
☆「ない」
★「断言しないでよ笑」
☆「そういうのは、うまく撮れないの! っていうか私の役割じゃないっていうか」
★「まぁ、そうかもしれないけど」
☆「私はプレーが撮りたいの。何か偶然があれば、いい表情とかも撮らせてもらえるかもだけど、ほとんどそれは神さま任せ」
★「はー、そうなの。交流戦は一応、主催の千葉側では撮影・掲載OKだったから、今回はいいとして、この先、出せるところもないけど?」
☆「いいのいいの、自己満足の世界だから! 今回、撮影もやってみて、楽しかった」
★「試合、ちゃんと観てよね笑」
☆「試合中やりたいこと多くて大変だよ!笑」
★「お疲れさまなこった」
☆「でも、せっかくの試合がもったいないから、いろいろ、無理はしないよ〜」
★「そうね。自分なりの楽しみ方でどうぞ」
☆「はーい」
★「もうすぐ春ね〜、あなたにはまたヤバイ季節ね〜」
☆「そうなんだよね〜。。助けてね」
★「ま、私にできることはね。何の確証もないけど、今年は軽くてすむような気もするわよ」
☆「そうだったらいいなぁ」
★「大丈夫、大丈夫」


2019.2.10
☆「オモイデ!」(ばふっと抱きつく)
★「はい、今日は何」
☆「トレーニングマッチを観てきたんだよ!」
★「今回の相手は高校生の男子チームだったみたいね」
☆「そう! 久しぶりに男子のサッカーを観たよ〜」
★「私の中にあるのでは、、例えば、真奈美さんと相手選手が並んでいたときに、真奈美さんが半分くらいしか背がなくて、あなたが可笑しがってるのが残ってるわね」
☆「そうそう。でかい!速い!パワフル!」
★「それがどうかしたの?」
☆「あのね、私がサッカーを好きになって最初に自主的に好きになったチームって、1999年のワールドユースに出た代表チームなの。小野伸二選手とか本山雅志選手とか遠藤保仁選手とか小笠原満男選手とか稲本潤一選手とか中田浩二選手とか、まぁ今となってはすごいメンバーなんだけど、すごく伸び伸びプレーしている姿が印象的だった」
★「ふうん」
☆「あ、オモイデの中にはない記憶だもんね。それで2000年に私が発病して、10年間くらいサッカーは観られなくて、2010年のW杯のときに不意にテレビで試合映像を見かけて、いつの間にかまたサッカーが観られるようになってたの。そいで翌年、なでしこジャパンと真奈美さんに出会うんだ」
★「ふむふむ」
☆「それでね、最近、練習見学してると、私泣くじゃない?」
★「そうね。気づくと、つーっと涙が、みたいな笑」
☆「そうそう。それがね、昨日、真奈美さんたちと男子高校生が戦っているのを観たときに、確かに男子の方は、昔、ワールドユースで観てた頃の男子サッカーのイメージの延長だったの。懐かしい感じした。でも、そのサッカーの中に、私が泣く要素というのはないなって、ふと思ったのよ」
★「あら、そうなの。サッカーに対して泣いてるんじゃないってこと?」
☆「うーん。。説明が難しいよね。一方で、ステラの皆さんの中には、やっぱり泣くのに結びつくような何かがあるのよ。それはもしかして女子サッカーの中に?」
★「はぁ? そう?」
☆「ちょっと話が飛ぶけど、私の病気について、糸川昌成先生というお薬の研究をなさっている人が、薬は脳には作用するけれど(統合失調症はよく精神の病気と言われるけれど、本当のところは脳の病気だから)、魂を癒やさないって仰ってるのね。そして病気の回復には、その魂の回復がいちばん重要だとも仰ってるの」
★「ふむ。それは、一昨年から真奈美さんにくっついて長野に何度も通うことで、あなたの魂の深く傷ついていたある部分がいつの間にか回復したのと通じている話かしら?」
☆「うん!!」
★「あれは不思議な現象だったわね。あなたの亡くなった父親のこととつながっているとは言え、あのような回復を全く誰も予想だにしていなかった」
☆「そうだよね。神さまの采配としか。私自身も、予感すらなかった。最初その傷ついた部分が刺激されて混乱をきたしたときもあったし、特に今のような感じで泣いたりもしなかったし。でも、あれは、発病の原因の一つを、おそらく、本当に癒やしてくれたの。ただ、長野に行って帰ってくる、その土地への移動を繰り返すという、その行為によって」
★「それで、それと同じように、あなたが泣くことと、魂が癒えることと、女子サッカーが関係あるって言いたいの?」
☆「うん。。まだ説明うまくできないけど、私が泣くのは、魂が癒えてるからじゃないかって、思うの。本当にはまだよく分からないんだけど」
★「それが、サッカー全般からではなく、女子サッカーだからだと思うわけね?」
☆「うん。。」
★「それって、女性というものに対して、何か誤解を生みそうな気もするけれど」
☆「あのね、人間の身体の作りが、女性と男性とあるという時点で、精神的にも、女性性や男性性、もしくは中性性が生まれてくるのは必須だと思うし、ある個人の中では、身体がどうであろうと、男性性も女性性も中性性も、いろいろな配分で存在しているものだと思うの。その配分の仕方にはいいも悪いもなくて、その人自身の一要素として存在するものだと思うのね」
★「それはそうかもしれないわね」
☆「その中で、私の魂が癒やされているのが、女性性に由来する何かなのかなって、思って」
★「でも、女性の他のスポーツには特に感じたことないわよね?」
☆「うん、それは女子サッカーとの付き合いが他のスポーツより長くなってきたことや、真奈美さんの存在も影響していると思うけれど」
★「うーん、やっぱり何か偏りのある考え方のような気がする」
☆「そうかぁ。その癒える感じがね、大雑把に例えるなら、お父さんから得る癒やしより、お母さんから得る癒やしのようなものなのかなって」
★「選手の皆さんをお母さんにするの?笑」
☆「いやいやいや、そんなつもりはなくて、だから例えだってば」
★「その例えも男性性と女性性について、安易に区別しすぎだから、あんまり説得力ないわね。まぁ、いいわ、本当に魂というか病気が癒えてるのならそれでいいんじゃない?」
☆「そうだね。ちょっとね、びっくりしたのよ、男子のサッカーと女子のサッカーが同時にある現場を間近に見て、そう思った自分に。しかも、選手の皆さんが、男子チームと戦う、その闘争心さえ、私にとっては何か癒やしにつながってる気がしたの。闘争心って、何となく男性性に近いようなことだから、何かそれも不思議で。私の身体が女性だってことも、もしかすると関係あるのかもしれない? あるいは、女性の身体を通過して現れる何か??」
★「うーん。正直、私としてはお手上げ。不思議だとか面白いとか思うなら、また機会があったら考えてみれば」
☆「うん、そうする。別にこの認識にこだわるつもりはないし、思いつきを話しているだけだから」
★「女子サッカーに頻繁に触れるようになって、いろいろ考えが浮かぶことは悪くないんじゃない? ただ、あんまり深く考えちゃうと気づかずに泣いたりするような心の余白がなくなって、癒やしのモード?から外れちゃうかもしれないから、ほどほどにね。まぁ、あんまりいい聞き役じゃないかもしれないけど、また聞いてあげるわよ」
☆「ありがと!!」
★「あなたを通過した真奈美さんの思い出がどんどん貯まるから、私としては賑やかになって嬉しいけれど、落ち着かせるのが大変よ笑」
☆「オモイデが、急に大きくなっちゃうんじゃないかって、ちょっと思ったけど、変わらないね」
★「私はいつでもこの大きさよ。それは多分この先もずっと」
☆「あ! 私が抱きつける大きさなんだ、きっと!」
★「え? あら、そうかしら。んー。そうかもしれない。そうそう! あなた、短かったけど、動画、観られたわね!」
☆「え??」
★「ほら、ステラの選手の方々があげてくださったInstagramのストーリーズ、真奈美さんが妙なポーズで踊ってたやつ」
☆「あー!! ほんとだ! 確かに観られた! 全然つらくなかった! 何度も観て爆笑してた!」
★「あげてくださった皆さんに感謝ね」
☆「うん。ほんとだ! 今気づいたよ〜! 今はその他のリアルタイム系の動画や映像観る気持ちにはなれないけど、まず第一歩だよね!」
★「おめでとう。真奈美さんにも感謝してね。それじゃぁね」
☆「うん、また来る」


2019.1.19
☆「オモイデ・・・」
★「はい。おいで」
☆(抱きつく)
★「なんでそんなに泣いてるの」
☆「何度頑張ってもうまく観られないの」
★「試合映像?」
☆「うん」
★「試合映像に限らないでしょ? ニュースやバラエティーの方がきついみたいじゃない。少しのドラマとCM以外はほぼ観られないんだから」
☆「でもさ、もし本当にサッカーが好きで、楽しかったら、観られないなんてこと、ないんじゃないかなって」
★「それで自分を責めてるの?」
☆「もっと、私がサッカーを面白がれたら、乗り越えられるんじゃないかなって思って」
★「勝手な想像だけど、そんなに甘いものじゃないんじゃない? あなた自分が病気だって自覚ある?」
☆「あるつもり」
★「今までいろいろなことがあったわよね、真奈美さんを応援しはじめてから、つまり私が知っている範囲だけだって、ただつらい時間があっただけでなく、声が出なくなったり、電車に乗れなかったり、複数の人と間近で会うのがつらくなったり、真奈美さんに妄想でひどいことを言わせていた時期もあった。そのことが本当に真奈美さんやサッカーと何か関係あった?」
☆「ううん。結局、なかった」
★「そうでしょ。今回も、回復の過程で、身体のどこかが痛がっているか、お休みしたいだけだと思うわよ」
☆「それでも、サッカーが本当に楽しかったら」
★「だから、それが浅はかなんですって。現地に行ったら問題なく観られるんだから、映像を観られないことと、サッカーを観ることとを分けなさい。そうじゃないと、サッカーも楽しくなくなっちゃうわよ」
☆「それがいちばん怖いの」
★「なら、なおさらよ」
☆「難しいよ。映像で試合を思い返したいと思ってもできないんだもの。真奈美さんの肝心な場面ですら、盗むようにしか観られない。記憶だけじゃあまりにも頼りなくて」
★「その気持ちは分かります。でも、それで自分を責めても、余計にきっと悪くなるだけよ。焦らずに、自分のことを静かに待ってあげて」
☆「・・・」
★「泣きたいなら好きなだけ泣いていいけれど。実際、このストッパーがいつ外れてくれるのかは正直誰にも分からないから、残念に思うのは当然だと思う。でもあきらめる必要なんかないし、それに、去年、私はあなたに真奈美さんについていきたいなら勉強しなさいって言ったけど、もっとサッカーを楽しむための方法を考えたり、面白さを分かりたいって思うこと自体は悪くないと思う。問題は、それらを根底で繋いでいるあなたの思考回路よ」
☆「うん」
★「幸い、真奈美さん、近い地域のチームになったんだし」
☆「うん」
★「今までよりずっと負担なく、観に行けるでしょ」
☆「うん。そうなの。映像が観られない今、とても恵まれた環境だよね。周りの方に近くなったねって言っていただいて、確かに頭のどこかでは、今年もギオンスタジアム固定なのなら、ホームの試合にはそれほど大変じゃなく行けそうとまでは思っていたんだけど、移籍したことの方に気を取られてて、本当に近くなったことに気づいたのは、移籍から2日くらい経ってノジマステラのスケジュールカレンダーをぼんやり眺めているときだった」
★「何か書いてあったの?」
☆「ううん。ああ、20日からトレーニングなんだって思ったときに、トレーニングって多分ノジマフットボールパークでやるんだよな、それって年末の皇后杯の試合の合間に、長野がノジマステラとトレーニングマッチをやったとこだな、そのとき、それほど無理なく行ったよなって」
★「そうだったわね。あのときは、長野の、もう退団などが決まっていた昨季のメンバーの方々をたくさん拝見できたし、帰りに昼食を食べたカフェでノジマのサポの方とも偶然にお話できて、いい思い出になった」
☆「そう。あの日のあの場所やノジマステラの印象がとても良かったから、何か今、自分がサポーターの一人に加われることが、とても不思議で、嬉しい」
★「離れることになった長野の皆さんには、ちゃんとご挨拶した?」
☆「声をかけていただいた方とはお話できたのだけど、まだできてない方もたくさんいるの。個別に私から話しかけるだけの勇気がなくて。。長野の新体制もようやく見えてきたし、もう少し落ち着いたら、何か書けたらなって思ってる。どうしてもお話したい方とは、それを引っ張ってご挨拶できたら。。」
★「そう。失礼のないようにね」
☆「うん。そうしたい。ノジマステラの皆さんにもだんだんとご挨拶できたらな。サポーターの方々でもうお世話になっている方もいらっしゃるの」
★「あらそう。ノジマステラは、確かに、なでしこリーグ1部では、総合的に見ていちばん近いチームなのね。真奈美さんにも、もしかしたら今まででいちばん会いに行ける、というか、プレーや姿を見せてもらえるかもしれないわね。感謝してる?」
☆「してる!! 全世界の神さまに。こんなふうに真奈美さんを応援させていただいて、本当に幸せです。ありがとうございますって」
★「皇后杯のときの小さなミラクルが吹き飛んじゃったわね笑」
☆「あ! ほんとだね! そうだよね、これミラクルだよね! でも皇后杯のときのことは、どんなに小さくても私にはとても大事な出来事だったの」
★「それは分かってます。今回のこと、真奈美さんにもちゃんと感謝してますか」
☆「もちろんしてるよ。けど、これは単なる成り行きだとも思っているから」
★「そこを分かっているならよろしい。もしかして、嬉しすぎてまたフリーズしそうなんじゃ」
☆「すごくしそう! 毎日すごいギリギリ。でも、フリーズしてる余裕ないの、もう始動日が来ちゃう」
★「そうね」
☆「楽しみ!」
★「真奈美さんにとっても、充実した楽しいシーズンになるといいわね」
☆「うん! 発表のあった日にお参りに行ったとき、精一杯、神さまに頼んできた」
★「楽しいとか面白いという気持ちは、確かに回復のためのいい力になってくれるらしいわよ。だから、どんなことも楽しむ、面白がるのがいちばん。でもそこから何が起こるかは、分からない。順番を逆にして、何かのアテにはしない方がいいわね」
☆「うん。分かった。ありがと」
★「はい、行ってらっしゃい」