【母親のこと】






【母親のこと】
2016.8.22
体調の用意もできるだけしてきましたが、27日の三木防災には、行かないことに決めました。

うちは現在、親一人子一人なのですが、その母親が今年になってから受けた健康診断で、次々と身体に腫瘍が見つかり、切除しては検査、また検査しては切除ということを繰り返しています。
母親は、仕事を引退する前から、ずっと同居してきた、痴呆の出てきた祖母の介護に追われ、その途中で別居していた私も発病、数年で結局実家に出戻ってくるなどして、長いこと家族の対応に追われてきました。弱音は滅多に吐かず、適切に周囲の力を借り、静かに穏やかに祖母を看取り、その後も私の日常の世話をしてきてくれました。
昨年秋頃から私が薬を減らしたのが功を奏したのか、それから半年間で、母親から見ても私はずいぶん人間らしさを取り戻したらしいです。毎年、簡単なものとはいえ健康診断をしていたにもかかわらず、今、いっせいに腫瘍が見つかるのは、私の様子が変化してきたことで、ほっとしたことも、きっと関係あるのだろうと本人も言っています。

最初に腫瘍が見つかったときは、あまりに大きいのがたくさんあって、医者からは絶望的だと言われましたが、一部を切除して検査した結果、奇跡的にどれも癌ではありませんでした。
その頃しばらく女子サッカーの観戦には行きませんでしたが、良性という結果が出たときに、「この先いつどうなるか分からないから、あなたは今のうちにできるだけ中野さんの試合を観に行きなさい」と言われました。
私にとって、中野さんの存在がどれほど大事か、また中野さんが、私が今のこの状態まで来るのに、どれだけ大きな助けになってきてくれたかを、母親はよく分かってくれているのでしょう。
このところ無理をしてでも観戦に行っていたのは、中野さんのプレーを観られるうちにこの目で観ておきたい、会いに行きたいという気持ちとともに、母親を安心させるためでもありました。

今回は、これまでに切除したのとは別の部位の腫瘍の本格的な再検査をすることになり、その日程が試合と近くなって、母親が不安を口にしたため、三木行き断念を決めました。
他にも受けている最中の検査の結果によっては、この先の現地観戦は難しくなるかもしれません。逆に、母親の状況次第によって、そして私の体調次第では、どんどん出かけていくことになるのかもしれません。

気づけば遠征の旅行記までも書いている今は、確かに私は精神的にも身体的にも活動的な状態になっていると言えます。本当のところ、私の体調は、身体的・体力的に回復しているのと同時に、情緒面での活動も活発化し、精神的には回復しているのと同じくらい、悪化もしています。そのことには母親はおそらく気づいていません。ここからは、薬の量とともに私が何を選択してどう生きるかが問われてきます。
先のことは分からない。でも、中野さんに対しても、母親に対しても、今、可能なことを、できるだけいい状態で、後悔のないように行動していければと思っています。