【いざサッカー図書館へ!】






【いざサッカー図書館へ!】
2017.1.22

日本サッカーミュージアムに向かう道。
サッカー通りって名前なんだそうです。




発端は、昨年12月、皇后杯のために仙台に遠征に行っている最中にたまたま出会った(フォローとかの関係でない)ある方のツイートでした。@HW0715azvさんという、おそらく北海道の方。
「北海道女子サッカーの全国大会の最高位は2001年の全日本ユースU15の3位が最初かと。ノルディーア浮田監督が主将でノルディーアキャプテンの渡邉真結子、現在 ベガルタの中野真奈美選手などがいました。たぶん」
ま! そうなの? それは大変、調べないと!(喜)
それでネットで調べてみたのですが、、JFAの全日本女子ユース(U-15)選手権の大会ページには過去の大会としては2005年からの情報しかありませんでした。個人の方が、お二人、2001年=第6回大会のグループリーグの星取り表や決勝トーナメントの試合結果などを記してくださっていました。
確かに北海道選抜が3位に入っています。それではたと思い出しました。中野さん、湯郷でJFAの夢先生の授業で登壇したとき、黒板に書いた人生の折れ線グラフみたいなやつに「中3 3位」とかって書いてた気がする。。保存していた動画を確認。うん、確かに「中学3年 3位」って書いてある。3位って全国3位のことだったのか!!
でも、見つかったページには、メンバー表や得点者は載っておらず。
浮田あきなさんのことも渡邉真結子選手のことも調べてみて、確かに同年代だからきっと間違いないけど(ちょうどリーグ公式の出しているチームコラムのノルディーア北海道の記事、今月、渡邉選手のご担当でした!)。
んー。これ以上は確かめようがない。
悩んだあげく、北海道に関することだからと、思い切って北海道サッカー協会に連絡してみました。メアドが載ってなくて、迷ったけれどお電話。とりあえず要望を伝えるも、担当者の方がいらっしゃらなくて、数日後に再び電話。そうしたら「こちらにはその大会に関する資料はありません」とのこと。また、北海道での最初の全国大会の最高位は、第1回(1992年)と第2回(1993年)の全日本少女サッカー大会でのFC標茶(しべちゃ)レディースの優勝であるとのことも教えていただきました。また、その大会は第4回で終了していて、どの年代の選手が出場したかも不明とのことでした。そしておそらく試合の記録のようなものは、日本サッカー協会ならお持ちかもしれないとも。ふむ。
・・・ここまで来たらもう恥ずかしくない!(仕事対応的な電話は久しぶりだったので、口が回らなくて困りましたが)
次は、天下の日本サッカー協会に突電。そうしたら、内容をきちんと聞いてくださった上で、メディア対応用のメアドに内容をメールしてくださいとのことだったので、1時間かけてメールを書いて笑、送付。するとすぐにお返事が来ました。嫌がられるかなと思ったのですが、最初に「お問い合わせいただきありがとうございます」と書いてあって、「日本サッカーミュージアムのレファレンスルームにてお探しの情報が見つかるかもしれません。こちらでは、各種大会関連資料を数多く取り揃えております」とのこと。
そんなところがあったんだ〜。リンク先にあったHP内のレファレンスルームの利用案内を見ながら、感心して、早速、申込書に書くべき内容(予約の日時や個人情報のほか、調査の目的、探したい資料の詳細など)を、指示に従って記して、申し込み用のメアドにメールを送付。
すると、数時間後にレファレンスルームのスタッフの方からお電話があって、資料の内容の確認をしてくださいました。私は、中野さんが出場している可能性のある(とは言いませんでしたが)第4回〜第6回(1999年〜2001年)の全日本女子ユース(U-15)大会と、同じく中野さんが出場していることがほぼ確実な第11回〜第13回(2002年〜2004年)の全日本高校女子サッカー選手権大会の試合記録を申請したのですが(JFAの大会ページは、高校選手権も2005年からしか情報が載ってなかったので。惜しい涙)、「試合記録そのものはないんです」とのお答え。ただ、「両方とも大会のプログラムはあるので、そこで選手登録の確認ができるのと、大会後に出されたJFAnewsで、大会の準決勝以上の試合に関しては出場選手や得点者が分かる資料があります」とのことでした。それを伺って、もし中野さんに関することが何も分からなくても、ともかく行ってみようと思って、「それだけでも確認させていただきたいです」と改めて予約をお願いして、了承をいただきました。



東京でも雪が降るかもしれなかった日でしたが、当日家を出たときは雨も降っておらず。
御茶ノ水にある日本サッカーミュージアムに、初めて向かいました。
御茶ノ水の駅を出たところで、ぽつっと来たので、帰りは雨だろうなと覚悟。
予約した時間は14時〜閉館の18時まで(予約は平日は13時からできます)。4時間あればさすがに大丈夫だよなと思って。早めに終わったらミュージアム見てみよう〜と思っていました。入館料500円はレファレンスルームの使用のために必ず払う必要があったので。
地下の発券売り場でチケットを買って、ミュージアムの受付でレファレンスルームの予約の旨を伝えると、「担当の者が参りますので、お待ちください」とのこと。え、お迎えが来てしまうの。ドキドキ。しばらくして、穏やかそうな女性のスタッフの方が来てくださって、案内してくださいました。ドキドキ。ミュージアムの一角から奥に進んだところにレファレンスルームと書かれた扉がありました。
JFAのHPのレファレンスルームでの注意事項に、国会図書館とかと同じく、飲食禁止、筆記用具と貴重品以外、鞄などの持ち込みは禁止(ロッカーに入れるようにとのこと)、携帯電話禁止、撮影等も禁止とのことで、鞄はどこへ・・・と思いましたが、ロッカーも見当たらないし、何も言われなかったので、案内されるがままに入室。
手前に机が置かれたスペースがあって、パソコンが置いてありました。これでルーム内の資料を検索できるんだそうです。後はずらっと本棚。スタッフの方は、何と、あらかじめ該当の大会プログラムと、その情報が載っているJFAnewsを出しておいてくださっていました!
感謝〜。
資料は有料で複写を頼むことができますが(これも国会図書館と同じですね。資料によって、1冊のページ数に対して複写できる量が決まっています)、勝手が分かるまで、とりあえず用意していただいた資料を閲覧。
ユース選手権のプログラム、まず第4回を開いたら、すぐに北海道選抜のページが見つかって、メンバーが一人一人顔写真入りでずらっと。中1のときの中野さんを見つけて、ちょっと緊張が解けました。中野さ〜ん。幼いけど、変わってないよ〜。
そして、ページをめくってみると、各地域のチームのメンバーの中には、見知った方々がちらほら。うわー。皆さんこんな小さな頃から、全国大会に出ているんだ〜。というか、中野さんもその一人なんだ〜。
3年分を眺めてみて、大会プログラムは丸ごと複写できるというので、記念に全ページ。広告とかも、当時の様子が分かるかなぁと思ったので。
それから用意していただいたJFAnewsの該当ページを探して、用意されていた付箋(不要な紙を細い短冊にした、図書館によくあるあれです)を挟んでいって。一応、めくってみて、気になるページにも付箋。
これでトーナメント表や、グループリーグの対戦カードとスコア+決勝トーナメント表とスコア(年によって開催形式が異なっていました)、そして、第6回大会では北海道選抜が3位に入っていたことも確認はできました。確かに準決勝以上はメンバー表などの試合記録も。それ以外に、大会に出場した全選手の名前も載っていました。中野さんの名前もちゃんとある。JFAnewsには、たまたま同じ号にU-16の代表としてトレーニングキャンプのメンバーに選ばれたときの記事もありました。
しかし、そうだなぁ、やっぱり、これだけだと情報が足りないかぁ。
スタッフの方とお話ししていたら、もしかしたらこれにも、って、L・リーグ(なでしこリーグの以前の名称)がかつて出していた機関誌「エル・キューブ」というものを教えていただきました。レファレンスルームに保存されていたのは2000年6月号〜2005年3月号。多分、この期間しか出ていないようです。
エル・キューブが全号ファイリングされた分厚いファイルから該当の号を探し出して確認してみると、ユース選手権のこともちょこちょこっと載ってる。付箋を挟みつつ、でもそれより、エル・キューブはリーグを紹介・展望するものとして内容が充実していて、今はこういうものがないのが残念だなぁと思いました。もちろん、紙の情報だと今はもう扱いにくいという点があって、即時性としてもネットでの情報の方が優れてはいるんですが、ネット上では長期的な視野の企画的な側面が弱くなりがちなんですよね。
ユース選手権に関しては、パソコンの検索を使ってもこれしか出てこなかったので、これであきらめて、後でまとめてだと複写してくださる方の時間も手間も大変かなと思ったので、第1次コピーをお願いして、次は高校選手権の資料に取りかかりました。
こちらも大会プログラムを見ると、ユース選手権のときより見慣れた名前がたくさん。後は、基本、JFAnewsとエル・キューブで情報を探して。第2次コピーをお願いしました。第1次コピーの確認をして。
今日はここまでかなぁ。
あ、まだ時間あるしついでに、と思って、スタッフの方に、北海道サッカー協会で教えていただいた全日本少女サッカー大会のことを伝えたら、「プログラムがありますよ」と出してきてくださいました! おお〜。第1回〜第3回まではプリマハムがスポンサー、第4回は住友生命か。。プリマハムって、伊賀のスポンサーだったことありますよね? そして大会概要を確認したら、この大会は小学生が出場するものでした。全国レベルで小学生の女子の大会とは、頑張ったな〜。北海道に関しては、少なくとも選手の皆さんの名前には思い当たるものがありませんでしたが、一応、表紙と大会の試合表や最後に載っていた前年までの結果、北海道のチームのところだけコピーしていただこうと思いました。それで、念のために、と思って大会名で検索をかけたら、あれ? 第4回までしかないはずの全日本少女サッカー大会、第5回があるぞ?笑 本棚にプログラムを探しに行くと(検索結果に本棚の棚番号等が出てくるので、それをルーム内の見取り図と照らし合わせて)ちゃんと見つかりました。そして北海道のところを見たら、あ! 札幌アグレ厚別・信濃FCというチームに、現オルカ鴨川FC監督の北本綾子さんのお名前が!(北本さんは北海道文教大明清高の中野さんの先輩でもある方なので、ご本人で間違いないだろうと思いました) 私の中でやっと何かが繋がりました笑。
よし、このコピーをお願いしたらおしまいかな。
コピーが上がるまで待っている間に、またスタッフの方とつらつら公式記録について話していて、「リーグの古い公式記録は事務局にお願いしないと閲覧できないですよね」って言ってみたら、「リーグの試合記録なら、リーグのオフィシャルプログラムに載っていますよ」って。え? それで見せていただいた昔のリーグのオフィシャルガイドブックには、あら、最後の方に、前のシーズンの全試合の記録が載ってる〜! データは公式記録ではありませんが(得点シーンの記述はないのでアシストは分かりません)、出場選手や得点者等ほぼ試合のことが分かる資料でした。この全試合の記録は、ちょうど2010年のガイドブックに2009年のデータが載っているところで終わっていました。実は2010年からはネットのリーグ公式に全試合の公式記録が載っているのです。私がガイドブックを買い始めたのは2012年からだったので、分からなかったんですね。なんだ〜、そうか、ここでちゃんと歴史的には繋がっていたんだ〜。納得。それで、リーグのガイドブックも中野さんがリーグに加入した年から、中野さんの所属するチームと全試合記録の部分に付箋を入れて、複写をお願いしました。
さて、これで本当に終わり。。と思って、コピーしていただいた高校選手権の資料を確認していたとき。また、はたと思い出しました。あ〜、中野さんは高2と高3のときは、北海道代表として全日本女子サッカー選手権にも出てるや! このことは、ネットで古い情報がわずかに残っている「サッカーオンラインマガジン2002World.com」という女子サッカーの記事も充実しているサイトで、記事にしていただいていたことで知ることができていました。
それで、そのお話をスタッフの方にしたら、「全日本のだったら公式記録が閲覧できますよ! 禁複写ですが」と分厚いファイルを出してきてくださいました!
うおー、マジか。この時点で閉館時間を過ぎつつありました。。スタッフの方が「大丈夫ですよ、ご覧になっていってください」って言ってくださいました。お願いしたコピーが終わるまでに、できるだけ書き写そう、と中野さんが高2だった第25回大会から始めて、知らなかったゴールも見つかって、高校時代の2大会終わって、出来上がったコピーの確認をして、もう後はまた今度来ればいいなと思ったら、また「本当に大丈夫です!」って。恐縮。お言葉に甘えて、急いでコピーから戻ってきたエル・キューブの全日本のことが載っている部分をピックアップ、さらに検索をかけて、JFAnewsやサッカーマガジン、ストライカーデラックスなどの記事を本棚から探して該当箇所をピックアップ。そのコピーをお願いしている間に、また全日本の公式記録のファイルを開いて、中野さんがリーグに加入した後から、私が観戦を始めた第33回大会以前の、中野さんが出場した試合を片っ端から探してメモりました。
大原学園にいたときの試合は、ゴールがなかったのでDATAページでは情報が飛んでいたけれど、アシストらしきものが見つかりました。第30回大会ではPK戦で勝った試合があったり、第31回大会はなぜかDF登録、第32回大会は3回戦はフルで出ているのに準々決勝はベンチにも入っていなくて、おそらくこの間に怪我があったんだろうと思いました。ああ、また中野さんの歴史に触れてる、と思うと、とても嬉しくなりました。
上がってきた最後のコピーの確認をして。結局、1時間半近く超過。。
もうミュージアムも閉まっていて、灯りをつけるところからお手間をかけさせてしまいました汗。
そうそう、来たときは見えなかったのですが、レファレンスルームの入口のところにコインロッカーがちゃんとありました。「鞄とかも全部持ち込んでしまってすみません」。「ああ、今日はお一人しか予約がなかったので、そのままお通ししてしまいました」と笑うスタッフの方。
「残業させてしまってすみません」という言葉にも、反対に「資料が充分揃っていなくてすみません。またいらしてください」って言っていただいて、ほっとしました。「また何かテーマ決めて伺います」と言いました。
社員用の通路を歩いているときに、「実はミュージアムに来たの初めてなんです」と言ったら、「あら!そうなんですか!?」って驚かれて、「資料から入っちゃいました」って言うと笑っておられて、「W杯のトロフィーも飾ってありますので、ぜひご覧になってください」とお誘いいただきました。さらに別れ際に、「外は雨かもしれないので」と、私が持ってきたエコバッグに入れていた資料が濡れないように、ビニールの袋(鹿島アントラーズの!)も持ってきてくださって。最後の最後まで気持ちのいい対応をしていただきました。本当に感謝です。今度はゆっくり余裕持って来ようと思いました。



外に出たら、雪どころか、雨も降っていませんでした。
5時間半ぶっ続けで、半分は立ちっぱなしで家の外で資料探索したのなんて、本当に久しぶりです。充実感あった〜。
改めて、中野さんを応援していることを嬉しく誇らしく思う時間でした。
中野さん、私にこんな作業をするチャンスをくれてありがとう〜。
そんなわけで、持ち帰った資料を確認して、中野さんのDATAページの「全日本女子サッカー選手権」のところをだいぶ書き足して(ゴールなどの記述の仕方に他との統一性がなかったのも直して)、書き足した部分のネットでの情報も探し直して、それから「その他」のところの最後に高校選手権とユース選手権のことを加えました。まだその2大会に関しては、中野さんのゴールやアシストの情報は見つかってないですが、スタッフの方に手がかりをいただいたので、また暇を見つけて、何とか公式記録に到達できたらと思います。
こうやって、中野さんの情報を基本的には追いかけているんですが、それによって得られる副次的な女子サッカーの情報もとても興味深いです。大会の開催地とかも、当時から静岡県の磐田や、埼玉県の妻沼(めぬま。現在でも高校生世代のちょっと特別な大会、めぬまカップが行われているところです)などいわゆるサッカーでの有名どころが入っていたりして。女子サッカーと世の中?社会?とのつながりや歴史の積み重ねが面白い。もっと豊かになったらいいな。
記憶力が落ちているんで、拾った情報は、なるべく整理して何かしらにまとめていければと思います。
以上、名付けてサッカー図書館への突撃レポートでした笑。